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3つのグレートリセットで知っている世界を楽しもう

AIを超えるGI創造者、よしじゅんです。

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

今日のテーマは「グレートリセット」です。

グレートリセットとは

グレートリセットとはそもそも何でしょうか。

世界経済フォーラムのクラウス・シュワブ会長は、グレートリセットを「持続可能で公平な世界経済を早急に作り上げるべきだ、という考え方。」と定義しています。

また、シュワブ会長はこのようにも述べています。

今日の私たちの社会・経済システムは、新型コロナウイルス感染症によるパンデミック以前からすでに限界に達しようとしていました。私たち人間が地球環境に与えてきたダメージは、地球温暖化、異常気象の増加、生物多様性の喪失、天然資源の減少など、多くの深刻な問題を引き起こしています。また、社会的、経済的な不平等は人々の分断や怒りを招き、ガバナンス、協調、開発などに危機をもたらしました。さらに、物質的成長や目先の経済的利益へ過度に依存してきたことによって、経済システムは活力を失いつつあります。「グレート・リセット」で変貌するコロナ後の世界と経済ステークホルダー資本主義の観点から展望する

日本の岸田文雄首相もこのグレートリセットを掲げている人でもあります。

2022年1月17日~21日にオンライン開催された「ダボス・アジェンダ」で特別演説をした日本の岸田首相は以下のように述べています。

岸田文雄首相は(中略)(1)新型コロナの克服、(2)「新しい資本主義」による日本経済再生、(3)新時代リアリズム外交の展開という3つの課題に正面から取り組んでいく旨を強調しました。(中略)経済社会変革の推進のため世界のリーダーが協調する重要性を強調し、「新しい資本主義」によって世界の流れをリードするとの思いを持って資本主義の進化の実例を示していく考えを述べました。また、岸田総理大臣が目指す「新しい資本主義」では、(中略)官と民が経済社会変革の全体像を共有しながら、変革のために協働していくことを重視しており、投資を引き出す新しい仕組みや付加価値分配のあり方を変えるための新しい仕組みとともに、「成長と分配の好循環」を本格的に回していく旨を述べました。さらに、岸田総理大臣は、具体的な取組として、グリーン社会の実現、デジタル化の推進、これらのカギとなる人への投資の施策を紹介した上で、包摂的な日本経済の変革を大胆に進め、日本経済の弱点と言われている分野の克服に、国民の挑戦と投資を集中的に引き出していく仕組みをデザインし、実装していく旨述べました。「ダボス・アジェンダ2022」における岸田総理大臣の特別演説

シュワブ会長が主張されている通り、コロナパンデミックをきっかけにして、今まで目先の経済や便利さに飛びついて利益を優先してきたことへのツケが回ってきていることは疑いようがない事実でしょう。

臭いものには蓋をして、見ないようにしてきたものの、もう見ないわけにはいかなくなってきているということです。

例えば、世界で起きている異常気象は何度もニュースにはなってはいましたが、世界が団結して地球環境の問題を解決しよう、とまではなっていません。

先進国で顕著にある少子化、高齢化も同じくです。

これらの問題は氷山の一角であり、まだまだ終わりなく問題が起きていくことが想定されるでしょう。

だからこそ、「持続可能で公平な世界経済を早急に作り上げる」グレートリセットが今、このタイミングで必要であることは、必然の流れだと言えるでしょう。

ここで、今のグレートリセットをさらに底上げしていく必要があります。

そのポイントが3つのグレートリセットです。

グレートリセット資本主義
グレートリセット民主主義
グレートリセット個人主義

資本主義という経済の側面だけでなく、民主主義も個人主義もグレートリセットが必要です。

グレートリセット資本主義

今の世界経済をけん引しているのはGAMMA(旧GAFA)に代表されるテック企業です。Appleのスティーブ・ジョブズは一人ひとりにスマホを持たせることに成功しました。それが今のAIを中心としたIT企業が多くの富を蓄積する構造を作っているとも言えます。

電気自動車メーカー「テスラ」のイーロン・マスク最高経営責任者は総資産が13兆円という、想像が難しいほどのお金持ちになっている状況です。

資本主義の格差がどんどんひどくなる一方で、持つ者と持たざる者にはっきり分かれています。

それは生産手段を持つ者と持たざる者との格差だとも言えます。

スマホを一人ひとりが持ったとしても、消費要素が強く、生産手段を得たとは言えません。

nTechは情報知識の生産プラットフォームを一人ひとりに提供することで消費者ではなく生産者を量産することができます。

生産者を量産できるからこそ、格差の問題を解消することができます。

グレートリセット民主主義

今まさに起きている米中の覇権争いや、ロシアのウクライナ侵攻など、日本をはじめ世界の国々は共産主義vs自由主義のプレートの上で終わらない争いをしています。

人間は目で見て、耳で聞く、受動的な五感と脳に支配されていると、自由とは到底言えません。つまり機械的な条件反射を繰り返す五感認識において自由民主主義などありえないということです。

能動的感覚である「心感覚」が必須です。

社会システムの土台には、共産主義vs自由主義のプレートがあります。そして、共産主義vs自由主義のプレートの土台にあるのは「脳」の観点です。脳の観点が働いた結果、アナログ認識する世界が立ち上がり、その中で人間の生活、人類の歴史が成り立っているのです。

「脳」で認識する基準を、「心」で認識する基準に切り替えることが、軍事力でも経済力ではなく、人間一人ひとりの可能性と尊厳性を開花する「尊厳の力」です。

共産主義vs自由主義を「脳vs心」へプレートチェンジすること。それがグレートリセット民主主義の本質です。

グレートリセット個人主義

今は個人主義だと言われる時代です。一人が1台スマホを持つのが当たり前になり、誰もが自分の時間は自分で自由に使うことができるようになったとも言われます。

しかし、本当の意味で個人主義は完成しているのでしょうか。

辞書での個人主義の定義はこのようにあります。

国家・社会の権威に対して個人の意義と価値を重視し、その権利と自由を尊重することを主張する立場や理論。個人主義(こじんしゅぎ) の意味

「権利と自由を尊重することを主張する」ことが本当にできているようには思えません。主張するには思考、さらには思惟(深く考えること)が必要であり、思惟するためには道具が必要です。

それが今までの相対言語の限界を補う、絶対言語「イメージ言語」です。

「世界の限界は理解の限界、理解の限界は言語の限界」という名言を遺している、天才哲学者ウィトゲンシュタインも言っているように、今まで人間が使ってきた言語が限界だったのです。

最後に~3つのグレートリセットを起こすカギ~

ここまでで紹介した3つのグレートリセットを起こすカギは「観点を変えていくこと」にあります。

自然科学のように現実の物質・環境を変えるのではなく、「観点」を変えるのです。

しかも、ただ、ある観点Aを別の観点Bに変えるのではありません。

観点1個と観点∞個と観点0個を全部イコールにすることが本当の意味での観点を変えることであり、それができて初めて知っている世界から自由になることができます。

知っている世界から自由になれるからことこそが、AIには真似できない、人間だけができることです。そしてそうなったとき、知っている世界が争いの原因ではなく、知っている世界を遊び感覚で楽しめるのです。

日本で誕生した認識技術nTechの可能性を1人でも多くの方に確認してもらいたい思いで、nTech創始者ノ・ジェス先生による1Dayセミナーが定期開催されています。これまでに5000人以上の方々の申込みがあり、第4弾は3月26日、1万人以上を目指しています。

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