旅する人も、迎える人も、幸せになるまち南城チャンネル #16
1968 年創業の農業生産法人株式会社仲善は、創業者の闘病経験から生 まれたクミスクチン茶の販売から仲善はスタートしました。うこん、グァバ、クミスク チンと沖縄の三大薬草といわれる素材を含め、県内の観光施設や 県内外の個人客に向けて販売をしています。2000 年に誕生した「カフェくるくま」は、 くるくま施設で採れるパクチーやレモングラス、バジルなどのハーブを使用した本格タイ料理をはじめ、アジアンハーブメニューが楽しめる絶景カフェです。
今回は、仲善の常務取締役である宮城直樹(みやぎ なおき)さんにご登場いただきます。
宮城直樹さんの後半です。
ーーこの音声配信番組をなぜやっているかの理由の一つが、今南城市さんがDMOを作ろうかみたいな検討段階でございまして、宮城様の勉強会等にご参加いただいているわけなんですけれども、これは個人的な見解で結構でございますが、南城市においてDMOが必要なのか必要じゃないのか。
もし必要だったらその理由、いらないと思うんだったらその理由を教えていただきたいんですけど。
「観光地域づくり法人。全体的に沖縄県って観光立県ですので、お客さんが来ていただいて、そこが潤うという部分はあると思うんですけど、やっぱり観光として来てもらうまちっていうのを、まちづくりをどうしていくかっていうのは、一応来てもらう部分には見てもらいたいな。でも、今の南城市のところで来てもらいたい理由ですよね。
観光まちづくりが必要か必要じゃないかっていうのはね。
さっき話したように観光の人たちが来て、ここからバックして第二次産業が発展できる観光づくりができるんだったら、その辺はやっぱり観光づくりのまちを構築していくのはいいんじゃないかな、というふうに思います。」
ーーなるほど。地域にきちんとお金が落ちれる循環できる構造ができるのであれば、観光地域づくり法人を推進するということに対してはいいんじゃないか、と、
「いいと思います。」
ーーなるほどね。ありがとうございます。
宮城さんも近所のご出身ということなんですけれども、これからこのまちで育ち働いていくお子様たちに向けて先輩としてメッセージがありましたら。
「そうですね。何でも関心を持って過ごしていってほしいなと思います。
今しかできないことがあるので、子どもたちは部活もそうですし、勉強もそうですけど、ちょっとアンテナ張って、逆に僕も今親なんですけど、そういった親の世代が敏感に子どもたちに伝えるような環境も必要。
子どもたちにどうなってほしいかというとやっぱり親というのが中心になると思うので、そういった親子さんたちが南城市って、今こういうことをしてるんだよ。
このまちっていうのはこういうことが有名なんだよ、とか、というのを、関心を持って教えていってあげて、その話を、子どもたちも敏感にとってもらって、将来活かせるような状況も作り出してほしいなと思います。
この地域を思う気持ちってすごく大事だと思う。」
ーー宮城さん一回、島を出て横浜方面で働いてたって先ほど聞いたんですけども、島に戻ろうって思ったきっかけと言いますか、一番のポイントは何だったんですか。
「島に戻ろうって単純ですよね。すごいちょっと厳しかったり。結婚したのが一番のきっかけなんですけど、実際は。」
ーー奥様も沖縄の方?
「はいはい。
結婚して子どもが生まれたのが、沖縄で環境をやっぱり沖縄育てたいなと思ったから、帰ってきたっていうところですね。沖縄で育てたいなっていう。」
ーーなぜですか、沖縄で育てたいなと思ったのは。
「やっぱりこのなんだろう。頼れる人もいるし、そうした人しか教えられることもある。
人とのつながりってことですかねだから沖縄だったらなんだろう。大丈夫、子どもは育てられる。だから、帰ってきた。」
ーーなるほどね、ありがとうございます。最後に言い残したことないですか。
「言い残したこと。」
ーーこれだけはちょっと言っておかないといけないなみたいな。
「そうですね。もういろいろ考えてしまいますよね。だって僕なんかタイ人に働いてもらってますけど、20年前、家は出稼ぎに来て、ここで儲かって、ずっとここに。でもタイも経済発展しました。追いつかれてきてるわけですよ。出稼ぎにいる理由が無くなるんじゃないかと思うんですよ。そういう意味で考えると、もっと強くならないと日本は。
強くなるのがいいのか、悪いのかちょっと僕はちょっと分からないんですけど、逆に将来的にどうなるかって想像すると、日本から中国のコンビニに働く子供たちが出てくるとか、今海外に行ってるじゃないですか」
ーーそうなんですよ。
「実際起きてますから、これっていいことじゃないと思う。
外貨を稼ぎに行って、出稼ぎに行くと、違う違う、逆、外国人が来てもらって出稼ぎに行って、それで発展すると強い沖縄は強くなるでしょうし、強い日本にしないといけないんじゃないかと僕はそういうような状況を作り出したくはないですね。」
ーーそうですね。
100年くらい前に戻っちゃってますよねそうなんですよ。ハワイに行こうみたいな。
「僕なんか、おじいちゃんとかおばあちゃんなんかは戦争の前は南洋行ってたと思うんですけど、なんで行ってたかってお金稼ぎに行ってたんですよ。
それを、果たして、いいのかわからないんですけど、それって多分生まれてくると思うんですよ。人口減少とともにやっぱり強い経済力が発展してるところに今でも出ていってるんで、でも、日本は優しくて、例えば海外から働いて学校修了できると税金払わなくていいんです。でも、日本から中国行けば取られますよ。
そういう悪い意味じゃなくて、でも、環境が違いでそういうことになる。
向うの税金払ってることもあるということですね。」
ーーそうですね。
「そこを何としてもこういう状況で作れるかはちょっとわからないですけどね。」
ーーやっぱりそこはすごく戦略性っていうことに、重要でして、例えば今北海道で起きてますのは、外国人の方たちが森林買っちゃったりとか、水源地を買うんですよ。
「買ってますね。」
ーー中華系の資本がね。ものすごく危険ですよ。
実際に10年くらい前にあったんですけど、熊本は水源地を買われたんですよ。
「TMCですよね」
ーーはい。それでその買われた値段を熊本県が買い戻すんですよ。
水源地なんで毒一滴やられちゃうともう全部やられちゃうので、買い戻す費用に10倍かかりましたっていうのが実際起きるので、じゃあ、南城がそういう方向にあるのかって言うと、それは多分正しくないので、それは条例でブロックするとかっていうのはやるべきですね。
これだけ環境が良くて、これだけ住みやすいエリアだとそれを気づいた人たちが来る可能性は十分ありますので。
「世界は水が枯渇するみたいですから。」
ーーそうですね。
「だから、水資源を狙ってやってくるっていう人たち。
そういう弱い国というか、弱い県、弱い市になってはいけない買われるようじゃ。」
ーーそうですね。おっしゃる通りです。
「買われるような経済発展しかしないようじゃこのね将来の人たちに悪いですよね。
そうですね。」
ーーこういうような話をまさに先ほどおっしゃっていただきましたけど、子どもたちとかに正しく伝えるっていうのはすごく重要。
「本当にもちろん子どもを本当に伝えて、勉強も大事なんですけど、部活も大事だし、なんだけど、そういった話を耳で教えてもらって、目で見て教えてもらったりするってことはやっぱりすぐ後々残るんですよね。」
ーーそうですね。
「だからそういったところで働く、時給が良いから行くって、そんな単純でいいのかなって思うんですよ。
働く内容はって言ったら、あれやれこれやれさせられてっていう。
そんなね中身は知らないですけど、時給が高いからと言ってという話をやるというね。
逆に僕なんかが高い給料を出せるように、日本の平均給料460万ぐらいの人たちを生み出すっていうのが目標なんですよ。」
ーー大事です。
「こういうのを考えていかないと、給料、働く一年目だから安いとかっていうのが当たり前じゃなくて、それに貢献してる人たちできる環境を生んで、できるような人材があれば、そこの水準まで持っていきたいっていうのが考えてることなんで、今まだ実現してないんですけど、自分もいってないぐらいなんで、だからそういう考えがあって進むのと
なんか世の中が当たり前で生きてるようなことが落とし込まれる環境っていうのは、ちょっと辛いかなと。」
ーーそうですね。
「独自の考えで発展していくっていうことをしていきたいなと」
ーー大事だと思います。
「南城市のこの田舎の片田舎の企業が平均給料、日本の平均給料を全部もらってると、すごくいいことじゃないですか。」
ーーそれを目指すべきだと思いますよ。
「そこでまた、買い物とかそういった意識が生まれて、社員さんが家買ったりしたり、そうすると経済が発展するわけです。そういうことをミニマムで考えられて、ミニマムがどんどんどんどん出来てきて、大きくなるわけね。」
ーーそういうことです。ということでたぶん後半の15分くらいは全く使えない話をしていただきましたけど。
後半の15分はたぶんこういうのは使えないと思うんですね。
「使いたいですけどね」
ーーこれはぜひ公開しないケースでやりたいと思ってますので、
「ありがとうございます。ラジオとかでもやりたいですね。」
ーーやりたいですね。こういうのこそ、若い方にもぜひご意見も踏まえて言ってもらって。
「言わないと子どもたちに伝わらないんで、タブーっていうのをなくしたいですね。
言っちゃいけない、なんで言っちゃいけないの?僕、聞いたことあるんですよ。
政治の話するなと簡単にて言う話を、えなんで?と、なんでと父ちゃんが言ってたとか。
政治の話をするとか、なんでやっちゃいけないの?みたいな。
やっぱりやるべきだと思うんですよね。
どんどんどんどんその状況を教える。
だからこういうことも言えるようなね。
ーーでもあれですね。
本当に僕。いろいろ仕事で全国回らせていただくと、やっぱりその隠蔽体質の自治体は確実に衰退してきますし、政治の話をするなみたいなね。
あれ言っちゃいけない。これ、言っちゃいけないの消去法のところっていうのは若者が残らないんですよ。
「やっぱり出した方がいいですよね。」
ーー若者がまず逃げちゃうことになってますので。
「思っていることが言えないという環境」
ーー今の時代にフィットしてないんですよ。
「悪口じゃないじゃないですか。
ただ、こういう状況が現実に起きてるわけで、それっていいの悪いのと、なんかこうよくないよねとか。これはいいんじゃないかっていうのを判断する材料っていうのを伝えきれるような環境にないっていうのがおかしいんじゃないかなと。
ーー今度じゃあ宮城さん主催で飲み会やってください。
僕ゲストで行きますから、それがすげえ盛り上がりそうな気が今しておりましたね。
「いやいやいや、一緒にだっていろんな思いがある人たちと一緒になって働きたいなと思ってるんで。」
ーーいいですね。じゃあ、カフェくるくまでやるということでお願いします。
「長くなりそう」
ーー朝方までやるということで。
本日は農業生産法人株式会社仲善の常務取締役、宮城直樹様にお話を伺いました。
宮城さん、ありがとうございました。
「ありがとうございました。」
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