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CXO Night#6 ~CXOのリアル~ のメモ

8/9(金)に参加したCXO Night。
気になったことのメモ。

登壇者
・dely / 堀江裕介さん
・dely / 大竹雅登さん
・dely / 坪田朋さん
・Takram / 田川欣哉さん
・THE  GUILD / Go Andoさん
・basecamp / 広野萌さん

アジェンダ
第一部:delyがCXOを起用した理由
第二部:CXOのリアル

第一部:delyがCXOを起用した理由

「何故このタイミングでcxoを採用したの?」
・全ての接点を洗練させていきブランドをつくるため
・「クラシルで見るの心地良いよね、誇らしいよね」と思ってもらうため
・例えばクリスマスの日にコカ・コーラとペプシを出されたらなんとなくコカ・コーラを選んでしまう状態

「basecampを子会社化した理由は?」
・優秀なクリエーターが企業に属するのはあまりないと思うからと、外で様々な経験をしてもらった上で声をかけやすい状態をつくりたいので子会社化を選んだ

「坪田さんにdelyで期待していることは?」
・delyはサイズも大きくなり分業化が進んだので横串で見てクオリティコントロールするのを期待

「坪田さんがdelyでしたことは?」
・コミュニケーションが全てなので、顔を合わせる機会を意図的に多くする
・それ以前にdelyは情報の透明性が高い

「一流のデザイナーに必要な素養は?」
・論理的であること
・思考の幅が広く深さがあること
・コミュニケーション能力が高いこと


第二部:CXOのリアル

「ぶっちゃけCXOって何するの?」
・全体最適の提案をする
・ブランドマネジャー×プロダクトマネジャー
・組織設計もやる
・CEOの分身

「CXOに必要なマインドセットや向いている人材は?」
・スキルセットは「コンサルティング」と「事業」と「制作」
・キーワードは「母性」
・大企業/メガベンチャー/スタートアップで求められるモノが違う
・ボードメンバーと現場から信頼を得られる人
・実績がある人

「CXOになるためにやるべきことは?」
・どんなサイズでも良いのでプロセス全てを経験できるビジネスをすること
・それに対し、客観的な数値を見てフィードバックループを回すこと
・ユーザーの代弁者になること
・制作会社→事業会社→コンサルなど分かりやすいトラックレコードを踏む

感想

・大企業でCXOをやるととても大変
坪田さんが曰く「大企業でやる場合は、交渉力や政治力となるのでとても大変」。UXを体現するにしても「複数部門を管掌できる役員レイヤー」や「社長直下のPJT」発信じゃないと進まないし、競争力がある体験を実現するのは無理な認識(そもそも提案を嫌がられる)。そう考えると深津さんの日経新聞を成功させた件は凄まじい・・・

・「CXOは最初から最後まで一通り全部した経験が必要」
CXOが求められるスキルセットは幅広い上に実績も求められるという話題で出てきた一言。意図は、ボードと現場の信頼を得ないと進まない仕事なのでそういう経験をするのが手っ取り早い、ということだと思う。実際にそうじゃないと体験を考えられないので、色々試してみようと思う。

・noteのグロース施策の1つで365日リリース
サービスが成長しているビジネスサイドへの発信、意見が反映されていたり使いやすくなっているユーザーサイドへの発信、実際にアウトプットを作って世に出ていることのインナーへの報告を達成できるとてもクレバーでバランス感がある施策だと思う。深津さんいわく、コアな施策ではないとのことで、そうなのだと思う。ただ、こういった施策の積み重ねが「noteを好きになる理由」になっていくんだなあと。狙ってブランドを構築しているのをリアルタイムで見れてとてもありがたい。

・お互い納得したbasecampの買収
バグを見つけるのが一番早かったり、ユーザーの反応を肌感覚として持つためにエゴサしていたり、やるべきことを粛々とこなしている堀江さん。それだけでも凄いのだが個人的にグッときたのは、basecampの子会社化の話。

basecampのクリエーターの成長も考えた上で、子会社化という手段をとったのはdelyだけでなくbasecampのクリエーターのことも考えてのこと。みんながハッピーになるような提案だし、なによりCEOを始めボードメンバーがデザインに理解があるのがとても羨ましい。

おわりに

とても学びが多いミートアップでした。
イベント終了後にはすぐに、
・投影スライド
・当日の写真
・当日の映像
が全て揃っており、noteをとても書きやすかったです。
ありがとうございました。また行きます。

資料などなど

youtubeはRyo Yoshitakeさんから

当日の写真は北島鮎さんから


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