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【資本主義をチートする05】不労所得には、誰も知らない秘密がある。

 これまでの記事で、「資本主義」において、「確実に、絶対に儲けることができる」という技術が存在することをきちんと説明したと思う。

 かつ第4回では、わたくしヨシイエの実例をまじえながら「ぱっとの思いつき」レベルから「お金、儲けを生み出す」方法についてもざっくりと解説してみたつもりである。

 そんな記事を読みながら、読者のみなさんにとっても「僕たち私たちにも、何か似たようなことができないかな」と思う瞬間がいくつもあったことだろうと思うが、今回は、その思いつきを具体的にどんな形で「とりまわし」をすればよいのかについて説明してゆこう。

 そこで、今回からは、「最もシンプルな不労所得の作り方」である「全自動チャリンチャリンマシン」の作り方を一緒に考えながら、実例を通してその方法を自分のものにしてゆきたい。

「全自動チャリンチャリンマシン」というのは、その名の通り、小銭や小金が自動的にあなたの懐に入ってくるしくみである。しかしまあ、この手の話は、「情報商材かいわい」やら「怪しいネットビジネスかいわい」でよく見聞きするが、なんといっても誠実で正直なヨシイエのことだから、嘘いつわりなくお話してゆくつもりである。

・・・とその前に、「不労所得」について、きちんと「資本主義チート術」的におさらいをしておこう。

 一般的には不労所得と言えば「不動産投資」とか「株の配当」とか、「印税収入」とか、「アフィリエイト」「FX」「ビットコイン」など、いろいろなものが思い浮かぶが、ここで原点に立ち戻って、一度はピタリと停止線で動かないくらいの意識を取り戻してほしい。

 この連載の第3回で、大事な話をしたと思う

 それは、「儲かる」ということばには4つの意味があって、その中には「単なるバクチ」も含まれている、という話だ。

 それを思い出せば、おなじ「不労所得」と呼ばれるものでも、「バクチ」とそうでないものに分類できることがわかる。そう、ビットコインやFXは、最初からバクチ(=投機)に過ぎないから、「資本主義チート術」では、使わない。僕たち私たちは、「ゼロリスクで必ず、確実に儲けを上げる」ことしか考えないからである。

 その視点で考えると、「不動産を所有していて、所有していないものに貸す」といういわゆる大家業(不動産投資)は、「情報の非対称性」もあり、充分に儲かることが可能だと思われる。

 これはある一面では確かにそうだ。僕たち私たちの先祖が、土地を持っていて、それを駐車場にして貸すとかであれば、「絶対確実に儲かる」と言える。なぜなら「持ち出していない」からである。

 ところが、そこにアパートを建てるとか、「こちらが何かを持ちだしする」場合には、最終的には「持ち出したお金と入手できたお金」の天秤に過ぎないから、一概に「不動産投資が儲かる」とはけして言えない。

 こちらが何かを持ち出さなければならないというのは、むしろ「情報の非対称性」に”やられている”のはこっち側だからである。そう!アパートの建物を「持っていない」側にいるのは、こっちなのだ。だから「非対称な相手から、イヤイヤ買わなくてはいけない」つまり、「相手が儲かるだけ」ということになってしまうじゃないか!

 そのあたりが不動産投資の難しいところなのだが、基本は「こちら側は持っている、顧客側は持っていない」という状況を作り出すのが定石である。なので「お金を借りて建物を買う」とか「お金を借りて建物を建てる」という状況になると、話が変わってくるから注意が必要なのだ。


 さて、そうした意味で不動産投資は別だとしても、「印税収入」や「ブログ運営」についてはどうだろう。これはマルなのかバツなのか。

 答えは、○である。「資本主義チート術」において、いちばん効率がいいのは、実は(ちょっと言い換えをするが)「コンテンツを持つ」ことである。

 非対称な情報を持っているということは、言い換えると「こちらはコンテンツを持っている」ということと同義である。

 さて、印税収入の場合、一般的には10%が著者の印税になる。これはこれで仕方ないし、出版社や本屋さんなどが「たくさん、爆裂するほど売れる」しかけを手助けしてくれるなら、メリットがある。つい先日まで素人だった書き手の方が、この1年くらいで自分の病気の体験を本にして「5万部」売ったそうだが、本が1000円だったら、その場合印税は500万円である。

 ところが、もし第4回で説明したように、書籍をPDFで作成してネットにおいていた場合は、印税率は100%だ。そうすると、500万円売り上げるには「5千部」でいいことになる。何も爆裂しなくても全然大丈夫だということがわかるだろうか。

 ちなみに、売れるかどうかわからないちょっとした単行本の初刊印刷部数が、だいたい5000部程度なので、本屋に並んだとしたら「まったく売れない本」程度の内容でも、あなたには500万円入ることになる。

 この話も第4回できちんと説明しているので、ぜひ思い出して欲しい。


 そして、印税の場合は、あなたが稼ぎだした「コンテンツ・情報」のうち9割を他人が横取りするということでもある。直販なら10割だが、印税なら1割しかもらえない。

 だから、「僕たち私たちでは、売りさばききれないほどの爆裂した部数を販売してもらえる」のであれば、出版社という仕組みは役に立つが、もし「本屋にちょこっとしか並ばない」のであれば、9割もの利益を他人に渡す必要はない、という点も実は大事なことである。


 このように、「あなたが作ったコンテンツは資産」である。だから不動産を持つように「コンテンツを持つ」ということを、一番最初の目標にしてもいいくらいだと思っている。

 そして、そのコンテンツは、もちろん「作成するのに時間と手間がかかる」ことは仕方がないのだが、もしそうであっても、そのことであなたが損をすることはないという大事なポイントを書いておこう。

 youtuberをやっている方などが、ある程度動画を作るのに、コストや時間をかけて、「手間を割いて製作している」ことは、もう誰もが知っていることになっているが、そのことを横目で見ながら

「ほら、だからyoutuberになっても、ブロガーになっても、どうせコストがかかるんだろ?」

とまるで「コストで自分が損をしている」ような気持ちになってしまうことはないだろうか。

 はっきりくっきり言うが、それは間違っている。なぜなら、こう考えてみたら、すぐに答えがわかるだろう。

 たとえば、あなたが今の会社やアルバイトで、何時間か分の労働をして、その分の給料をもらったとしよう。

 ズバッと1時間1000円だとして、その1000円は自動的に増えるだろうか。 たぶん、その1000円は一切増えることがなく、1000円のままである。ところが、「コンテンツ」を製作するためにかけた手間や時間から生まれたお金は「増える」のだ。

 そこが労働とはまったく違う仕組みだと気づいてほしい。

このことを「労働には利子がつかない」と表現することもある。


 もしあなたがある記事をブログに書いて、そこにadsenseを貼り付けたとしよう。誰かが広告をクリックして、あなたにたった10円か50円かが入ったとする。それでも充分大丈夫なのだ。なぜなら、労働で貰える給料は「たった一回限り」だけれど、「コンテンツ」が生み出す「儲け」は、(もちろん当初はかけた労働に見合わない小さなものかもしれないが)、絶対に何度も「繰り返しのインカム(収入)を発生させるからである。

 この「コンテンツが繰り返しのインカムを生む」というところが、資本主義チート術における今回の大テーマである。


 全然関係なさそうで、関係ある話をここで挿入してみよう。ネズミ講、マルチ商法の話である。ネズミ講が「違法」であることはほとんどの人が知っていると思うが、その理由ももはや有名になっているので、どこかで目にしたことがあると思う。ネズミ講は、誰かが子分をどんどん誘いながら、子分が新たな子分を誘い入れることができたら親分が儲かるというしくみだが、その繰り返しをやってゆくと「あっという間に日本や世界の人口を越える」ので、もともと成立しない話だから違法なのである。

 ところが、ネズミ講によく似た「マルチ商法」のほうは、違法ではないことを知っているだろうか?マルチ商法も「親分が子分を誘って、子分がさらに子分を誘うと親分にお金が入る」という仕組みを持っているのだけれど、ある一点だけがネズミ講と違うからOKなのである。

 なーんでか。

 それは、マルチ商法の場合は、「親分から商品を買って、子分がまた商品をその下に売る」という方法を取るのだが、この説明で違いがわかるかな?

 そう!ネズミ講は、「親分と子分の人数」の話なのだ。「親分が子分を誘ってゆく」と、人口を越えてしまうからダメ、アウト。物理的に成立しない。

 けれどマルチ商法は「親分と子分が取り扱う商品の数」の話なのだ。あなたが毎月トイレットペーパーを死ぬまで永遠に買いつづけるように、女の子が化粧品を死ぬまで永遠に買いつづけるように、「商品を繰り返し買う」ことは、「無限に可能」だからOKなのである。

 もし、親分と子分の数がどこかで止まってしまっても、彼らが扱う商品の数と流れは別に飽和してあふれることはない。だから、OKとされているのである。

 つまり「コンテンツが繰り返しのインカムを生む」という話とここでつながってくるのだ。「繰り返し買ってもらえるもの」は、無限なのでいつか「かけたコストを上回る」と言える。

 このマルチ商法の持っている秘密のトリックを、僕たち私たちも活用できるのだから、心強いだろう。マルチ商法が使っている技術を、こっちも充分に利用しようじゃないか!というわけだ。


 ここらで、今一度整理しておこう。資本主義の根幹は「情報の非対称性」である。もう何度も言っているが「情報を持っている側が持っていない側に提供することで、お金をもらう」ということだった。

 そこで、「不労所得を得るチャリンチャリンマシン」をつくるには「情報、つまりコンテンツを持つ」ことが重要だということがわかった。

 しかし、その「コンテンツ(時には不動産のような建物だったりもする)を手に入れるのに、お金を支払うのであれば、こちら側が非対称性の受け手になってしまうので、本末転倒だ」ということも忘れてはいけなかった。

 あるいは、「コンテンツから生じる利益は、100%自分のものにするか、90%他人のものにするかを選ぶことができる」ということもオプションでついてくることがわかった。

(ちなみに、このnoteというシステムでお金を儲ける場合、手数料は約3割プラットフォームに取られる。それを高いと感じるか、安いと感じるかは人ぞれぞれだが、わたくしヨシイエがこうしたプラットフォームとどのようにつきあっているかの実例も、今後しっかりお話したい)

 そして最後に、「もちろんコンテンツを作るには時間と手間がかかるが、労働は利子を生まないのに対して、コンテンツを作るコストには、

繰り返しの利益が発生する

ことも重要だった。

 さあ、ここまでくれば、次回は「全自動チャリンチャリンマシン」を作る実例に入ることができるだろう。その実践的方法を隠さず紹介してゆこう。


 

 

 

 

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