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愛知県のアサリについて

愛知県はアサリの漁獲高がこれまでずっと日本一だったのが、ここ2~3年で急にとれなくなりました。

愛知県は、水産試験場と漁業組合が協力してアサリの回復に取り組んでいます。下水処理場の放流水に含まれる窒素・リンの量を水質基準法の許容量内でできるだけ増やすという方法でアサリの回復に取り組んでいるとテレビの報道で知りました。

この方法はきっと大きな成功をもたらすものだと思います。

静岡県でも同じような取り組みが始まることを期待しています。

昔は海も川も湖も汚れていました。
水質汚染が深刻だったときに水をできるだけきれいにしようということで制定された水質基準法のもとで水がきれいになりすぎて、生態系の出発点である植物プランクトンが激減し、それを食べる動物プランクトン、またそれを食べるアサリや小魚、エビやカニの赤ちゃんもいなくなり、さらにそれを食べる大きな魚まで激減してしまっているのが今の日本の海です。

ここでもう一度水質基準法のあり方を検討して、水がきれいなままで生態系豊かな海を取り戻すべき時がきていると思います。


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