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19話ーぼくたちの夏休み〜チャリは無敵

みんなが高校生活を満喫している中、友だちと遊んだ記憶はほどんどない。

毎日、相手がどうしたら倒れるかの練習をしまくっていた。

コンプリートされた異常者だ。笑

インターハイが終わり、僕たちにほんの少しの夏休みが訪れた。

さぁどこ行こう!夏だから海だろ!                     (試合から帰ってきて次の日)



・後輩の松原(初登場)

こいつはほんとイイやつでノリもいい!


・試合でぶっ倒れた森本さん

・長尾くん


3人は海を泳ぎに朝9時に集合して海に行くことになる。


森本・どこの海行くの?

長尾・北浦海岸でしょ!(島根半島の裏。結構遠い)

森本・いやいや遠すぎでしょ

長尾・まじ海が綺麗だけん、そこで泳ごうや!

そして僕たちはママチャリ北浦海岸へ走り始めた。


米子駅からしばらくチャリを漕ぐ。

米子空港らへんで森本さんが

森本・死ぬほど暑いわぁ、もう諦めて皆生とかで泳ごうや(近い海)

長尾・ここまできたから行くぞー!!!

松原・おーーーーー!!

長尾・北浦海岸ってこっちかなぁ??(ひとりごと)


不安に思った森本が

森本・北浦海岸の場所知ってる?(すごく不安そうに)

長尾・え?知らんよ!だいたいの方向しかわからん笑


森本、松原

えーーーーーーーーー!笑


長尾・いいへん、誰かに聞けば。


そしてまた北浦海岸へチャリを漕ぎ始めた。


この時のルールは北浦海岸に到着するまで足をついてはいけないルールで漕いでいた笑

信号待ちも、ジュース買う時も、道を尋ねる時も(失礼)足はつかない!

でも北浦に行く前のゲキ坂で足をついてしまった!!!まじ限界だった。

そして僕たちは北浦海岸になんとか到着した。5時間かかった笑


着いてから、速攻海にダイブ!

森本さんが海に入ってそっこー俺を呼んできた。

何よ?と聞くと、白い短パンで泳ごうかと思って海入ったら、透けるわ!

水着買ってきて!財布はそこにあるから!

長尾・えーーーー!笑

森本・頼むわー

長尾・わかったわー

買ってきて、森本は海の中で着替える笑



ヘラヘラしながら泳いでたら、逆ナンをされた。

可愛い女の子だったか、若そうだ。まぁいい。

チョコチョコ話しながら一緒に浮き輪で漂っていた。

そんな時、女の子に聞いてみた。

長尾・何歳なのー?当時の長尾は高校2年生

女の子・中学3!!!

長尾・えーーーー!もう俺たちから離れろ!笑

長尾は犯罪に巻き込まれるんじゃないかと思った笑

それから話す数は減ったが、夕方になって僕たちは帰宅することになる。

その時、僕たちはゾッとした。

片道5時間!!!!笑

海泳いでクタクタな俺たち。

でも帰るしかない。帰ろう。

チャリを漕ぎ始めた。


チャリを漕いで1時間ぐらい。

俺たちは気がついた!

道に迷った!笑


行きの道とは考えられないぐらい激しい坂を登った!

激しい坂を登るということは、激しい下り坂が待っていた。

こんなのブレーキ全開で行かなきゃ、死んでしまう。

そんな中、松原が激坂から解放されたかわからないが、覚醒し始め、

ヤッホーとかいいながら、激坂を降っていった!

グッバイ、大馬鹿者よ…笑

松原が俺たちの視界から消えた瞬間、キューーーーー!

ガシャーーーーーン!!!


松原、大クラッシュ


俺たちが見たら、ガードレールにぶつかって転んでいた笑

長尾、森本・おい、大丈夫か?

松原・ケラケラケラ、大丈夫っす笑


松原のチャリがカタカタ音が鳴る中で、夜10時ぐらいに帰宅した。


ぼくたちの記憶に残る夏休みはあと1日だけだ。

次回は、シュモクザメが鳥取県に現れたということで、そいつをタモで取りに行く話だ。(サメ取りに行こうは森本の提案)








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