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大戸屋はやよい軒に(本当に)負けてしまうのか?

やよい軒vs大戸屋、高価格帯の大戸屋戦略は正しいのか?実は、高価格帯路線でも厳しいのではないか大戸屋→地図データで見る店舗分布から分析!

こんにちは、吉弘です。用事あって近くの高島屋に出かけて来まして、そこで久しぶりに、みんな大好き定食屋「大戸屋」で昼飯を食べてきました。大戸屋といえば、上場以来初の赤字見通しが最近ニュースになったばかりです。

カバー写真は本日食した四元豚の醤油麹漬けともろみチキンの炭火焼き定食、しめて税込み1,080円のお品。いつもは研究室で88円のカップラーメンを食べている私にとっては贅沢な一品です。しかし、味はかなり美味、この値段でこのクオリティーなら十分満足できます。

日頃は、少し遠い大戸屋はあまり行かず、近くのやよい軒ばかりを贔屓にしています。大戸屋ランチも消えて似たメニューが実質値上げで作られているところを見ると、大戸屋の高級化路線というのも頷けます。

一方、やよい軒は大戸屋よりも概ね300円〜500円ほど割安のメニューが並びます。庶民派、と呼べるのでしょうか。

実際、こんな記事も。

確かに、高島屋内の大戸屋は少しお金の有りそうな中間層&高齢層が中心のように見えます。ランチに1200円を出しても良い、あるいは高島屋内に出店しているということからも、アッパーミドルかミドルの所得層に受けそうなメニューや価格帯です。ということは、それなりの地価のエリアに出店しているのではないか?つまり

やよい軒は低い地価のエリアを中心に、大戸屋は高い地価のエリアに出店しているのではないか、という仮設がなりたつのでは!

ということで、大坂エリアの地価マップ(店舗)とやよい軒と大戸屋の地点データをプロットした地図データを作成してみました。

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結論から言いましょう!やよい軒の出店エリアはむしろ総体的に高い地価エリアです。つまり、それだけの場所代を払っても収益が上がるモデルを構築できている可能性が高いです。一方、大戸屋はそもそも大阪では非常に出店数が少ないのですが、出店地域は必ずしも高地価エリアでなく、むしろやや低い地価のエリアに出店する傾向が読み取れます。また、高地価エリア(大阪市内及び北摂地域)に出店している大戸屋の周りは、やよい軒包囲網に囲まれています。とても美味しいお店ですが、やよい軒との関係は単純な価格帯棲み分けよりも厳しいものになっていそうです。

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