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【PR】「らんまん」もいよいよ折り返し

いやー、「らんまん」もそろそろ折り返しですね。
1年前、朝ドラで牧野富太郎を主人公にしたドラマが始まると知った時、

これだ!

と思ってすぐに企画を考えたことが懐かしいです。
で、できたのがこちら。

光川康雄著『牧野富太郎 草木を愛した博士のドラマ』


何とか放送開始前に本を間に合わせることができて、
放送にあわせてtwitterで色々つぶやいていますが、
ビジネス書や実務書を中心とした弊社のラインナップから見ると、
相当異色の本だと思います(笑)。
とは言え、最近は教育関係の本も増えてきており、色々なジャンルに挑戦しています。
ちなみに最近の弊社の刊行書籍はこんな感じです。

ここ何回か、自分の受験の時の話を書きましたが、
受験制度ができあがってきたのが、まさに「らんまん」の時期。
その中で、表玄関の受験勉強をしっかりやってきた東大生たちからすると、
万太郎のような、いきなりやってきて研究させろという人の存在は、
自分たちの苦労を否定するように映ったとしても全く不思議ではありません。

でも、万太郎は、人の中に入っていくのがとても上手。
そして、いつの間にか人の輪の中心になっている。

時代の過渡期だったからこそ、こんな荒業が通用したのかもしれません。
では、受験勉強が制度化された今では、研究をしようと思ったら表玄関から行かねばならないのか。
そうだとも言えるし、そうでないとも言えるような気もします。
研究をしたいと思ったら、万太郎のように、自分で始めてしまうというのも面白いのかもしれません。

https://www.amazon.co.jp/dp/4750348856/

この本は、とても面白かったです。
牧野富太郎や、南方熊楠あたりが好きな人には、是非読んでいただきたい一冊。
勝手にできるけど、研究の手順、手続きはしっかりと。
好き勝手なことを言っているだけでなく、ちゃんと皆さんの先行研究も尊重していますよ、という態度は大事なのだと思います。

順風満帆な万太郎、明日以降どうなっていくのか?
とても楽しみですね!


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