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心理的安全な場は『幸せな場』である

僕はことあるごとに「心理的安全な場作りって大事だよ!」と声を大にして言っています(言っているつもりです)。

心理的安全な場とは、例えば職場などで、お互いに言いたいこと、思ったこと、感じたこと、疑問を素直に言える場であって、お互いに非難されることはないと信頼しあえているような場のことです。

そういう場ができているからこそ、その場にいるメンバーの様々な視点での意見やアイデアが集まり、課題が解決できたり新しいサービスが生まれたりすると思っています。

そんな心理的安全な場とは、“幸せ度が高まる場”でもあるなと思います。

慶應大学の前野隆司教授らは、幸せ(Well-Being)は4つの因子に起因していることを因子分析という手法を使った研究によって明らかにしています。

4つの因子とは、「やってみよう!」「なんとかなる!」「ありのまま!」「ありがとう!」の4つです。

やりたいことをやってワクワクしている状態であること、適度な楽観性を持っていること、他人と比べず自分らしくあること、そして周囲へ感謝し利他的であること。

それが幸せでいることに大事なことだと科学的根拠をもって示しています。

それで、これと『心理的安全な場』というのがどう関係しているかと言うと…

お互いに気兼ねなく自分の意見が言える場であるということは、自分の意見をもっていていいと思える「ありのまま!」因子があり、その自分らしさを「やってみよう!」因子で発信することができます。

そして、意見をお互いに聴き合えるので、「ありがとう!」の気持ちがその場を満たすと思います。

このように個々の“らしさ”が発揮されたくさんの意見が出る場は、ともすると意見集約しにくい場とも感じられ、最初からそのように考えている人は意見を統制しがちですが、心理的安全な場はそうではないので、ある意味「なんとかなる!」という楽観性も担保されているように思います。

要するに、心理的安全な場作りを意識することで、幸福感に満たされた場作りができるのでは?というのが僕の意見です。

前野先生の書籍にも心理的安全性の重要性については少し触れられていますが…ご興味をもっていただけたなら、ぜひ読んでみてください。

昨今、日本のあちこちでうまく回っていない組織(特に大きな組織)が多い気がしますが、基本はこの心理的安全の担保が足りてないからだと思っています。

1つでも幸せな組織、チームが世の中に増えるように、僕にできるのはこんな発信をすることと、お願いされれば場作りのファシリテーションをするくらいです。

チリも積もれば…微力ながら、世の中をよくしたいと思います。

この記事を読んで「心理的安全な場作り」「幸せな場作り」にほんの少し興味を持っていただいた人がいたならば、それだけでも嬉しく思います。

このnoteは、日々の暮らしのことや、日常の小さな気づきや学びを綴っています。この記事があなたの行動のきっかけにつながったらいいなと思います。
この記事の表紙画像は PublicDomainPicturesによるPixabayからの画像 をお借りしました。ありがとうございます。

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