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年間ベストアルバム TOP20

2019年もいろんな出来事がありましたねー。この時期はメディアのも個人の方のも、個性あるランキングを紹介してくださって本当刺激的です。

というわけで自分もTop 20やります。コメントも入れてるんですけどテキトーなんで、そこは「カワイイね」って思いながら読んでください。

最後にプレイリストも置いとくんで気になったらそこから聴いてみてください!

20位 Lil West 『Vex Part 1』

Day trip take it to 10でテンション爆上がりになる。音数少なくて、オートチューンに乗った声がより引き立ってるアーティストだなと。

19位 Yella Beezy 『Baccend Beezy』

素晴らしいビートメイカーに囲まれて、特徴ありまくりなYella Beezyのフロウをいろんな表し方してるのが面白かった。自分のYoutubeチャンネルが強くて、ダラスのYoungboy Never Broke Againになる日も近いのでは。

18位 Lil Keed 『Long Live Mexico』

まずジャケからして最高。Young Thug高音の化身みたいな受け取られ方してましたけど、このアルバムでLil Keedの名前をしっかり売りましたね。ハイトーンの中にもしっかりメロディ作って聴きやすいのがいいっす。

17位 Saint JHN 『Ghetto Lenny's Love Songs』

トラップビートにうまいこと歌のせるなぁって思います。正直Meek MillとLil Babyいなかったら、締まりどころない微妙なアルバムになってたんで、そこらへん次のアルバムでどうやって調整してくるのかなと期待を込めてランクインです。

16位 Lil Gotit 『Crazy But It's True』

気の抜けた怠いラップするんですけど、「Da Real HoodBabies」みたいなビートになると、いい感じのバランスになってめっちゃ楽しい。「Drop the Top」は今年最も過小評価されてる曲の1つ。

15位 Nav 『Bad Habits』

1発目からかましすぎ。オートチューンの天才。「Tap」で見せた鬼キャッチーなフックも作れれば、「Tussin」でマシンガンみたいなラップできるという。あの外見でゴリゴリなリリックなのがまたいいですよね。

14位 SG Kendall 『Going North』

俺ぐらいしかランキング入れないと思うんですけど、リピートしまくったのでアトランタのネクストをここで。ピアノイントロからのトラップは聴き飽きたとか皆さん言ってますけどねぇ、まだ足りないっすよ。そんなあなたにSG Kendall。

13位 YNW BSlime 『BABY GOAT』

YNW Mellyが捕まったと思ったら、弟が出てきたという。しかも歌がうますぎる。フッド出身のマイケルジャクソンと評している方(すみませんどなたか忘れました)もいて、自分も超納得しました。大人顔負けのリアルなリリックを、誰よりも上手く歌う姿。痺れます。

12位 Lil Tracy 『Anarchy』

今エモラップ支えてるのはLil Tracyじゃないですか? リリックとか高校英語レベルなんですけど、全くもってつまらないわけじゃないんですよね。そういう構造だから、逆にビートだったり、フロウに注目がいくのかなとか思ったり。

11位 Juice WRLD 『Death Race for Love』

「Robbery」「Hear Me Calling」「Empty」とかとか、フック作る天才ですか。いまだに3日で作ったのが意味わからなすぎて、後天的に身につかないもんってあるんだなと思い知らされます。アルバムの後半あんまり面白くなかったので、この順位で。寂しいです。

10位 nothing, nowhere. & Travis Barker 『BLOODLUST』

昔Paramore聞いてた頃の気持ちが、そのまま蘇ってきました。自分が将来どうなるかとか、割と真剣に考えてるシーズンに聞いたので、結構心にきましたね。空虚感からの破壊衝動みたいな。

9位 Quando Rondo 『From the Neighborhood to the Stage』

フックアップしてもらったKevin Gatesに突然喧嘩ふっかけたり(どっちが悪いかはわからんです)、少々荒っぽい性格も見え隠れしてますけど、彼の音楽本当美しいんですよね。「無人島行って今までやったことなかったことをやろうって思わないの? 」ってリリックとか普通書きます? 特に中盤の流れが自分は好きです。

8位 YNW Melly 『Melly vs. Melvin』

良くも悪くも、YNW Mellyの与えた影響ってのはこれからどんどん強くなってくんじゃないですかね。攻撃的な別人格としてMelvinを描きつつ、Melly自身がどのようにトラブルに巻き込まれてったかってのが上手く表現されてます。最初聴いた時は、Melvinに罪を擦りつけてるように感じたんですけど、捕まる前に録ったものだとしたら割としっくりくる部分はあります。次のアルバムでどのようにMelvinと向き合うかによって、このアルバムの意味も変わってくるのかなーなんて。

7位 Rod Wave 『Ghetto Gospel』

もう一つのFloridaっていうんですか? Kiddo MarvとかYungeen Aceとも近いような気もするんですけど、それとも少し離れてるんですよね。魂から叫ぶようなラップとハイトーンのメロウパート、トラップサウンドも引き継ぎつつ、Rod Waveってジャンルが生まれてる気さえします。次のアルバムやばいと思いますよ。下手したらBillboard200で1位もあると思います。

6位 Young Thug 『So Much Fun』

アトランタの父! Lil Babyはフェスでヘッドライナーレベルだし、GunnaはSpotifyで10億再生超え、Lil KeedもLil Gotitも順調に育ってるし、Young Thug自身誰も辿り着かないとこまできましたね。フロウが2万通りくらいあるので、どの曲聴いても新鮮なのやばいっす。撒いた種が成長して、大物揃いのアルバムになったのもまた感慨深いですね。ダントツの売り上げでTOP取った後、いろんなラッパーが祝福のポストしていて、自分まで嬉しくなっちゃいました。

5位 Offset 『FATHER OF 4』

Takeoff、Quavoとソロ作を出してきた19年のMigosですけど、あんま評価高くはなかったです。でもOffsetのだけはめちゃくちゃくらいました。金! 女! 酒! かと思ってたら、父親としての覚悟表明みたいなアルバムでした。Cardi Bがいて、4人の子供がいて、立場も変わればリリックも変わると。個人的にOffsetのフロウが大好きなので、飽きることはなかったです。「Kody(息子)がもう俺並にラップしてる」って親バカリリックもあってアツかったです。

4位 Yuzion 『Young Trapper』

マジラブです。唯一の韓国からの選出なんですけど、英語ONLYのリリックも増えてきてて、世界で売れて欲しいと思ってます。エモラップが韓国に伝わって、それが独自な進化をして、最終的にとんでもねアーティストが現れた印象です。MVとかまだあどけないんですけど、曲はバチバチに決まっててそのギャップもまたやられますね。全曲聴いてください皆さん。

3位 Santi 『Mandy & The Jungle』

Wizkid、Davido、Rema...とナイジェリア出身のアーティストが世界に進出してますけど、最も注目するべきはSantiです。アトランタ産トラップを引き継いだ落ち着いたビートに、心地いいラップを流れるように落としていくのがね、たまらんのよ。それでいてものすごくキャッチーという。Drakeに影響受けたって話してるんで、そこらへんからきてるんですかね。このアルバムまだ聴いたことない人は本当幸せです。これ読んでて。

2位 Peewee Longway & Money Man 『Long Money』

Peewee Longwayのハイトーンでクネクネしたラップと、Moneymanのどっしり構えた安定感のあるラップ。2つ合わせたらまじで革命でした。すげえもんができましたよ。お互いにない部分も補いつつ、得意な部分は貫きまくってて、聴いてて本当に気持ちいい。Yung LanとかCassius Jayとか好きなビートメイカーバンバン出てくるのもまたテンション上がりますね。とにかく金があるって表現で「My Money Long」とか英語で言うんですけど、2人の名前を組み合わせて『Long Money』ってタイトルつけてんのもまた洒落てます。

1位 Polo G 『Die a Legend』

1曲目の「Lost Files」でスキルでレベルの力を見せつけたかと思うと、「Through da Storm」で亡きおばあちゃんへの追悼。「Pop Out」で力強さをラップしたかと思えば、「Finer Things」では貧困時代の経験を鮮やかに描写。シカゴの現状を目に見えるかのようにラップする技術は、半端じゃないです。昔はインタビューとかで、拳銃とか見せてたんですけど、最近のMVには一切出てこないですよね。本当ニュータイプのシカゴ出身ラッパーって感じです。Lil Poppaの「Eternal Living」、CashmoneyAPの「No Patience」、Calboyの「Caroline」..とゲスト参加したMVが次々と跳ねていて、どこもPolo Gと組もうと必死ですね。間違いなく今年ベストのアルバムでした。


ということで、私のTop20はこれにて終了です。めっちゃ迷いました。プレイリスト置いておきますね。


https://music.apple.com/jp/playlist/2019-best-by-yoshi/pl.u-KVXBYR6TV1yqX2?l=en 


written by yoshi



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