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持ち物を染めるか、染められるか

あなたは、少し無茶をして高い買い物をしたことはあるだろうか。私は、何度もある。正確には、あった。最近、高い買い物にあまり魅力を感じなくなっている。そのタイミングで、自分の身の丈に合うものについて考える機会があった。そこで考えたことをここでシェアできればなと考え、書いていく。

ブランド品を買う理由ってなんだろう。何かを頑張るために、希少価値があるから、ブランド価値を自分に当てれるから、華やかでいたいから、いろんな理由で買うと思う。しかし、欲しいが先行し、自分とブランドとの価値の乖離に気づいていない人がいるのではないだろうか。そこで、なんでブランド品を買うのか、ブランド品が持つ価値って何か、考えてみた。

1、自分の身を引き締める・華やかに魅せるため

2、相手からの評価を気にするから

3、自信をもらうため

4、流行りに乗るため

の4つが大まかに上げられると考えた。これらについて深掘りしていこうと思う。

1、自分の身を引き締める・華やかに魅せるため  これが理由として購入し、身につける方が多いのではないだろうか。昇進したからアルマーニのスーツ、表彰式があるからJIMMY CHOOのヒール、いろんなタイミングで購入を決意する方がいると思う。業績をあげると昇進するから(したから)買おうと思う場合もあるだろう。私はこの考えで購入する方は、好きだ。やはり、人参を見せられるとパワーが爆発的に出てくるんで。ブランド品を身につけることで、少し背伸びしている自分がいて、気分が上がるという要素もあるだろう。そして、自分の価値とブランド価値が一致しており、ブランド品を自分色に染めているように見える。

2、相手からの評価を気にするから  これも、ごくごく一般的考えであると言えるだろう。取締役がゼブラのサラサで契約書に際している姿は、みないだろう。そこは、ジャケットの内ポケットからモンブランのボールペンが出てくる方が、役職やその人の地位に沿う物だろう。そういった周囲の目や役職に応じた対応が必要な場合、購入に至ることもあるだろう。こういった場合も、自分をブランドとの関係を理解しての購入と考え、ブランド品を自分色に染めているだろう。私もいつかモンブランのボールペンをジャケットの内ポケットに入れたい。

3、自信をもらうため  私はこう考える人は正直苦手だ。なぜ、そう思うか。自己肯定感が低く、装飾品の価値で自分を図ってもらおうとしているように見えるからだ。若年なのにルイヴィトンの財布を持つのはどうかと思う。家族やそのものとの関係によっては、非常に適している場合もあるので、言葉だけを鵜呑みにはして貰いたくない。それでも、自分お身の丈に合わないブランド品は、どこか虚しそうに見える。人の価値とブランドの価値に乖離が起き、人がジュエリーケースのように見える。少し、誇張した言い方ではあるが、そういう人に対して客観的な視点で、これを買うには、それなりの努力があったんじゃないか、いろんなことを考えてきたのではないだろうか、と思い話すも毎度思考力の低さを感じてきた。それはその人がと思いたいが、何度か経験した。見られ方との乖離も起きる場合がある。そう考えて購入しているうちは、服に着られ、ブランド品に身につけられているように見えるだろう。

4、流行りに乗るため  これに関しては、大嫌いだ。申し訳ない、これはどうしても譲れない。近年、GUCCIのベルトやキャップが流行になっており、多くの方が購入して身につけている姿を見る。一見、流行に乗っている人に見えるが、それまでじゃないか。自分が着たい服だから、これが着たいからではなく、流行りだから、みんな持っているから、そういった理由で完全に自分の思考が停止している。これは、流行りという軸で見ると、非常にマッチしているようだが、ブランド価値と本人の相性は本当にマッチしているかはわからない。GUCCIに切られてリウのかもしれない。こういう人が多い現状を考えると、流行りに乗ることについても考えていく必要がありそうだ。

以上4点からブランド品をつけるのか、付けられるのか考えてみた。私自身もブランド品を持っているし、毎日使っている。ブランド品の持つパワーや品のある雰囲気、ブランド価値を体現したかのような豪華さは好きだ。しかし、そういったパワーのある品の使い方は、年齢や地位、名誉などその人を表す多くのタグ付けがあってこそのものであると考える。だからこそ、いつかユニクロを卒業して、一流ブランドの服を然りきて生きていける人間いなりたいと思っている。しかし、ユニクロUは一生買い続けるほど、ドストライク商品だ。自分の価値に合うブランド品を身につけることで、その時々の地位で最も輝く人になろうじゃないか。それは、ブランドがどうこうではなく、あなたのことを見る人が増えること間違いなし。


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