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バスケットのスタミナ強化は走り込みだけでいいのか?

試合終盤でも高いパフォーマンスを発揮するためにはスタミナが必要です。そのスタミナを強化する目的で、持久系スポーツ(バスケット、サッカーなど)では走り込みを行なっています。私自身もトレーニング指導者ということもあり、ランニングメニューを作成して実施しています。

最近では、練習中や試合中(試合形式の練習)の心拍数を測定しながら、練習自体の負荷を確認しています。そこで気づいたのが、どの状況で心拍数が上がっているのかということです。

BPAT Heart Rateより

試合形式の時は、70~80%台で推移していることが多いのですが、練習では60~70%台で実施していることも珍しくありません。今回のデータは、試合ではありませんが練習で強度を上げて実施しています。

このデータでは、比較的高く出ているところが2つあります。この2つはどちらも80%台で推移しているため、試合とかなり近い負荷がかかっていると思います。

黒い丸の部分が気になりました

左側の丸は、1対1でのコンタクトプレー中での心拍数になります。ゴール下辺りでのプレーのため走っている距離・スピードは低いですが、しっかりと強度が上がっています。

右側の丸は、5人で動きながら走るスピードを上げ、ゴールとゴールを往復していくような動きでしたが、こちらも強度が上がっています。

試合のように心拍が上がるような状況を作るためには、走り込みだけでなくコンタクトをするような状況でのスタミナも必要ではないでしょうか。「そんなに走っていないのに何かきつい」と感じる時は、コンタクトプレーで体力が削られるいるかもしれません。

コンタクトのベースとなるのが「姿勢と押し方」、高校生以上であれば「ウエイトトレーニング」が必要になると思います。

こういう話をチームにできれば、コンタクトプレーもウエイトトレーニングもいつも以上に意識をもって取り組めるのではないでしょうか。

今回はPolar社の「VeritySense」とスポーツセンシング社の「BPAT HeartRate」を活用して実施しました。


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