見出し画像

保育園は最大のエコ育て part1

エコな子育て「エコ育て」推進中のYoshieです。

さて今回は保育園ってめちゃくちゃエコ育てだよね、というお話し。
予想外に長くなってしまったので2本に分けて書きます。

保育園に預けるのは心苦しい?

まず最初にこれを読んでくださった方にちょっと聞きたいのですが、皆さんは保育園に子供を預けていることをどう感じていますか??

子供に申し訳ない気持ち?
かわいそう?
子供と離れてまで仕事をしている自分ってダメな母親かも?
もっと子供との時間をとりたいのにできなくて落ち込む?
仕事をしている時間も大事・仕事しないと生活できない、仕方ない!
特に何も感じない

色々あると思います。
もちろん上記に書いていないまた違った思いを持っている方もいるかもしれません。
どれだからどうということはありません。

でも、もしなんとなく心苦しく感じていることがあったり、3歳までは一緒に過ごすべきだ!みたいな昔ながらの子育て論を周りでブチかまされて後ろ暗い気持ちを感じていることがあれば、ぜひこれを読んでみて欲しいなと思います。

保育園は子どもにとって大事なコミュニティ

ちなみに私はあまり何も感じていない、というかむしろ保育園に預けることは子どもにとって良いことだと思っています。

自分が働きたいから正当化したいわけではなく、それなりに理由があるのですが、先に挙げると以下のようなものです。

  1. 家以外のコミュティを持つことで良い意味での自意識が芽生える

  2. 同年代の子供達との関わりを通して小さな社会を体験できる

  3. 情報源が増える

  4. 家では体験できないことができる

  5. 親とのコミュニケーションのきっかけ(ネタ)が増える


1に関しては、家族以外のコミュニケーションによって自分のことを理解したり、自分の役割や立場を理解したりすることは、子どもにとってすごく良い刺激だと思っています。

例えば、うちの息子は現在一人っ子で、家族の中では一番年下ですが、保育園では下のクラスの園児がいて、そこでは「お兄さん」になることもあるし、上のクラスの園児との関わりでは「弟くん」のような存在になります。
同じクラスの子どもたちとは同学年の友人であり、時にはライバルのような存在でもあります。そういう環境のなかで他者と違う「自分」家とは違う「自分」というものをよく理解していくと考えています。

2つ目は1にも関係しますが、何歳であってもひとたび人間が集まればそこは立派な社会であり、歳の近い子どもたちとのやりとりの中でさえ、交渉や譲歩、威嚇や牽制、好意やライバル心など大人の世界と同じように多くの感情や社会的に必要なスキルが存在します。こうした社会経験を小さいながらも積んでいくことで自分から学んでいけることが多いだろうと思うのです。

3つ目は情報量。やはり自宅保育で接する両親やその他会える家族などとは圧倒的に関わる人数が異なるので、本当に多くの情報に囲まれることになります。もちろんそれがネガティブに働いてしまうことも中にはありますが(そんな言葉どこで覚えてきた?!というようなこととか笑)、自分の知らないものに触れる機会が多いほど、興味を持てることも多くなるだろうと思っています。
私だけではきっと与えきれないたくさんの情報を得られる場所は、子どもだけでなく私にとってもありがたい環境です。

4つ目は単純に時間とファシリティの問題で、ダイナミックな遊びや、一方でとても繊細な遊びだったり、課外活動など、家では準備や片付け、時間的な制約などでどうしてもできないことができること。
絵の具でそこらじゅうベタベタしまくったり、大きなボールを転がしたり、基地のような段ボールのお家があったり、畑に行って何かを収穫したり、、などやらせてあげたいなと思ってもなかなか実現しにくいことをどんどんやってくれるのが保育園。いい環境ですよね。

5つ目はコミュニケーションのきっかけ。自宅保育の場合は基本的に親が見ていると思うので、仮に子どもが一人で遊んでいたとしてもやっていることは親も把握できているとすると、ほとんどの出来事を無意識に共有していることになります。
一方で、保育園は親にとっては「見えない世界」、子どもにとっても「親がいない世界」なので、そこでどんなことがあったのかを積極的にコミュニケーションを取ることで会話のきっかけになるし、これを話そう、どんなことを聞こう、とワクワクする気持ちも生まれ、プラスの感情が生まれやすのではと思います。

(※自宅保育より保育園が良いと言っているのではなく、保育園に預けることをネガティブに感じる側面があるならこんな考え方があるよ、という話をしているのでその点はご理解いただけたらと思います。)

そういう意味で保育園はむしろ子どもにとって「あるといいコミュニティ」と考えられると思うので、預けていることをネガティブに思うことが少なくなるのではないかなと思います。

家以外のコミュニティがもたらしてくれるもの

個人的にコミュニティはとても大事だと思っていて、ちょっと大袈裟な話に聞こえるかもしれませんが、コミュニティが複数あることで人生がより豊かなものになると考えています。

コミュニティは大なり小なりいろんなジャンルや形があり、場合により多様な人種や年齢層によって形成されていると思いますが、共通して言えるのは家族の中とは違う役割がある、ということです。

学校にせよ、会社にせよ、町内会にせよ、習い事にせよ、コミュニティによって与えられた役割(≒肩書き)があり、その役割によってやることや考え方も変わってくる。知識の種類も違えば、話題も異なる。そういう状況の中でさまざまなことを経験することで人は成長していくのだと思っているので、私は子どもに、「誰かの息子/娘(子ども)」という以外の役割を得られる場所を早くから提供できたことを前向き(むしろ誇り)に捉えています。

そして子どもだけでなく、親にとっても家以外のコミュニティというのは結構大事だと考えています。

私自身も代表的なもので言えば
1妻であり、2母であり、3娘であり、4会社員であり、5時々ライターであり、6とある委員会の役員でもあるので、複数のコミュニティを持っています。

それらがあることで、生活に張り合いが出るし、充実度も高いと感じています。
特に結婚して妻になり、子どもができて母親になると「誰か(主にパートナーや子ども)のためにやること」が増えますが、家以外のコミュニティがあることで、自分が一人の人間として自分のために時間を使っていい存在であることをちゃんと認識できるように思います。

最後にもう1つ家以外のコミュニティが与えてくれるものは「逃げ場」です。
単一のコミュニティで何かが起こった時、逃げ場があるかどうかで自分の気持ちの切り替えがどれだけ早くできるかが変わってくると思っています。

すごく単純な話ですが、例えば、クラスで居場所を見つけられなくても部活や習い事で仲のいい人がいるから問題なく過ごせる、とか、親と喧嘩して家に帰りたくない時に家に呼んでくれる友人がいる、とか、夫婦喧嘩したことを世間体抜きに赤裸々に話せる第三者がいる、とか。

そういう逃げ場があるというのは生きていく上でもとても重要なことだと思うので、ここでもちょっと大袈裟ではありますが、子どもにとって現時点(だけでなく将来に渡っても)で逃げ場となりうるコミュニティを最初のうちに親から用意してあげる、というのはあってもいいことなのではないかな、と勝手ながらポジティブに考えています。


3,000時近くなってしまったので💦今回はこの辺で。
次回に続きます!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?