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怪獣だ! - ゴジラVSコング -

5/12から延期となっていたゴジラVSコングがついに公開されたので観てきました!
こんな映画を待ってたと思える1本!
怪獣が好きな方にはぜひ観てほしい。

私は怪獣を見るために怪獣映画を観るのですが、怪獣映画って思ったより怪獣が出てこないことがあります。怪獣に対処するためにどうするのかや、怪獣を巡る人間ドラマを経て、最後に怪獣が出てくる。それまでは要所要所にちらっと出てくるだけで、メインは人間達、、、
怪獣を巨大で神々しいものに見せるために、全体像を見せるのは最後まで取っておく、、、
のような映画も好きなのですが、やっぱり怪獣をずっと観ていたい!
巨大な物体がその溢れんばかりのパワーを画面いっぱいにぶつける姿が見たいんじゃい!
そんな夢を叶えてくれる映画がこの「ゴジラVSコング」




- 以下ネタバレありの感想 -







主役はコング!

巨大なゴリラっていいですよね!?

 コングの穏やかなモーニングルーティン(セクシーなシャワーシーンあり)から始まる今作。ずっとコングと旅をする関係上ずっとコングが出てきてくれたのは嬉しかった!!
中盤まで寒そうなシーンが多かったのはちょっと可哀そう...
海では大雨に降られるわ、海中に落とされるわ、濡れた身体のまま南極まで連れていかれるわで体温下がりっぱなし。寂しそうにしてたり、寒そうにしてたりと表情豊かなコングをどこか応援したくなりました。
おとなしく鎖でつながれてたのは可愛かったですね。
( 髑髏島でも鎖に絡まってなかった...? )

 また、ランペイジでもそうでしたが、昨今の巨大なゴリラは手話でコミュニケーションをとるのが流行りのようで、より親密になれる存在となったのはとっても嬉しい。

序盤から大暴れ

 コングが穏やかな出だしだったのに対し、初っ端から大暴れしてくれたのがゴジラ。これで一気に興奮させてくれましたね。辺り一面を壊滅させるけど、肝心な物を壊し忘れるおっちょこちょいなのも可愛いポイント。

 作中でコングと初めて戦うシーンが海というのもにくい演出。
基本的に地上で戦うコングに対し、水陸両用のゴジラが圧倒的な有利を見せつける!!
これまでゴジラは海中のシーンもありましたが、コングの海中シーンも見れたのは貴重なんじゃないでしょうか?
死んだふりをするコングのクレバーなところも素敵。

地下世界

 前作の地下世界と打って変わって綺麗な景色が広がってましたね。あんなに広いとは思わなんだ。
地下の生物たちも独特なデザインで良かったですね。コングに倒されてしまいましたが、ワーバットがスカルクローラーと若干似てるところも面白い。
一回掴んだら振り回したり、何度も叩きつけたり、スマブラのドンキーの下Bを連打したり、もう死んだだろ!って思っても攻撃の手を休めない!! 最後に頭を引っこ抜いて食べる!! と彼の良さを遺憾なく発揮してくれましたね。
今作の怪獣の共通認識として、頭をつぶすまで終わらないというのがあったのか、執拗に頭をもごうとしたり、口から真っ二つにようとしたりしてましたね。
 たどり着いた遺跡の門に手形があり、手を合わせたら自動で開くのか!?と思いましたがそんなことはなくパワーでこじ開けていく...
じゃあ手形なくてもよくない...?
そしてここで斧を手に入れてコングご満悦。
トレイラーを観たときはゴジラの背ビレを引っこ抜いて作るのかと思ってましたが、まさかの古代のアイテム。
走り疲れたのか玉座に座ってゆっくりしてる姿に癒されました。

エイペクス社

 エイペクス社の潜入パートで出てきてくれましたメカゴジラ
でもまだ本調子ではないため最終パートまでお預けを食らった感じでしたね;;
このメカゴジラの頭と遠隔のコックピットにギドラの頭骨を使っているのが最高でしたね。
ゴジラの骨ではなく、あえてライバル関係にあるギドラの骨を使っているのでゴジラへの敵意がやばそうだなと思いつつ観てました。

再び地上へ

 ゴジラさん地上から地下世界まで熱線で貫くのは驚きました;;
そんな無茶せんでも...

 ゴジラが作った穴から地上に出て、ここからがこの映画の真骨頂!
待望のゴジラVSコングが始まります。
これの何がすごいって、ナイトバトルなのにも関わらず怪獣がハッキリ見える!
夜間戦闘は光線の見栄えが良くてカッコいいんですが、暗いので見えにくいように思います。ゴジラもコングも黒いし、コングはメインが肉弾戦なので暗いと何をやってるかが分かりにくいでしょう。
しかし、本作は都市の明かりがすごいので光源が確保されているから、何をやっているかがめちゃくちゃわかりやすい!!

コングは光り輝くビルを伝って飛び回り、時には遮蔽物として利用して熱線を避け、手に入れた斧を武器に頭脳派プレイを展開!!
ゴジラは熱線でド派手に攻め立て、耐久力を武器にやられても攻撃の手を休めないパワープレイを展開!!そして斧を投げ返すおちゃめさも忘れない!!

滅茶苦茶カッコいいバトルで非常に楽しませてくれました。

勝敗と本当の闘い

 コングの敗北という結果で非常に残念な中メカゴジラが登場。
ゴジラさんここでやっと自分の怒りの原因がコングじゃないことに気が付いたんじゃないでしょうか。
 この状態でぶっつけ本番は絶対失敗するお約束を見事にやってくれて暴走したメカゴジラがゴジラに挑む。
このときのメカゴジラがすごくかっこよかった!!
怪獣の動きとメカの見事なバランスだったと思います。
真っ直ぐ来ると思わせてミサイルで奇襲をかけ、ぶつかる直前で背面のバーニアで軌道をずらし背後に回り込む。長い腕を活かしたパンチや口を引き裂いて熱線を吐こうとする等終始圧倒してましたし、コング復活後もミサイルや尻尾を使い互角に渡り合う姿にこれ勝てないんじゃない...と思わせてくれましたね。
ここでゴジラさん機転を利かせて斧に熱線を吐くファインプレー。
今まで殺し合いをしていた相手と協力する展開は熱い。
人間の助けもあり、形成逆転からのパワフルな斧攻撃に思わず「行け!!」「やれ!!」「やっちゃいなよ、そんな偽物なんか!」って叫びたくなりました。観客もここまでコングと一緒に旅をしてきたわけですから、そりゃ応援したくなりますよね!?
両腕を! 脚を!! 気持ちいいくらいに切り落として、首を引っこ抜き最後は勝利のツーショット!!!この絵は本当にテンションが上がりました。

最後に

 話の展開的にゴジラVSメカゴジラからの共闘という流れが作りたかったのだと思います。そのためにはコングに負けてもらわないとなので、人によっては観る前から内容が予測できていたんではないでしょうか。
ただ、内容が予測できていたとしても、パワフルに暴れまわってくれる彼らは最高の楽しさを押し付けてくれたと思います。難しいことを考えなくても画面いっぱいに力を感じれる最高のエンターテインメントを見せつけてくれました。
ゴジラとかコングとかタイトルになっているものの、実質主人公は人間という映画が多い中、ちゃんとコングも主人公ポジションだったのが本当に嬉しかったです。
調和とか守護神とか、そんなの関係なく怪獣は生きてるし暴れるというのを体現していたような、巨大な力の塊がぶつかり合うのを見せつけられるような、そんな映画でした。

こうゆう作品がメッチャ好きです。

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