見出し画像

書き留めておきたい子どもたちの名言集2 キッチンのゴミ箱の前で

「ねぇ、このアイスだれが食べたのー?」

これは、トコトコトコとキッチンのゴミ箱に自分でゴミを捨てに行った、良い子モードのつむぎの言葉だ。

あれは、昨日のこと。午前中の農作業を終えて、支援センターに櫂を迎えに行った幸枝さんからのLINE。

「お昼何にする?私はアイスも買いたい気分」
「イイね、ぼくはスイカバー」

こうして、ぼくと幸枝さんはつむぎに内緒でアイスを食べた。

そして、今朝。自分でゴミを捨てに行く良い子モードのつむぎは、ゴミ箱の中に、見慣れているけど、見覚えのないアイスの箱を発見。

すかさずピンと来たつむぎ。
「ねぇ、このアイスだれが食べたのー?」

幸枝さんが食べた「爽」だった。迂闊にも開けたらすぐ分かる位置にゴミを捨ててしまっていた。

「ごめん、つむ。ママが食べたやつ。でも、つむもさっきアイス食べてたじゃん」

無言でママに抱きつくつむぎ。何も言わない。どうやら、自分が知らないところでママがアイスを食べていたことに、怒りと悲しみを抱いているようだ。

「ごめんね、今度つむの分も買ってくるから」
「今日?」
「うーん、今日ねぇ。さっきアイス食べてたよ」
「今日がいい!」

目に輝きが戻るつむぎ。

こうして、つむぎは無事にママとだでぃがひっそりと食べていた分のアイスを取り返すことに成功したのであった。

つむぎの前ではごみ捨ても気が抜けない。

絶対アイス食べたいマン

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:3歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:2歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。


この記事が参加している募集

子どもの成長記録

サポートとは「投げ銭」の意味です。 サポートにて100円でも200円でも頂けるとやる気に繋がります!皆様のサポートありがとうございます!!