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美幌峠の白い雲海と能取湖の赤い絨毯

朝起きて、キッチンから町を眺めると薄っすらと霧がかかっていた。空は美しい青空。ようやく朝日が上がり始めた頃だ。ふと、「これは見られるんじゃないか?」と思い。スマホで美幌峠を検索。ライブカメラを開いてみる。

画面には美しい雲海の姿。こんなにしっかりとした雲海は初めて見る。まだ寝ている幸枝さんのところに急いでスマホを持っていく。寝ぼけ眼であんまり感動が伝わっていなかったようだけれど、つむぎが起きたらすぐに美幌峠に向かおうと約束する。

ソワソワしながらつむぎが起きてくるのを待つ。6時少し前、つむぎが幸枝さんに抱っこされて寝室から出てきた。目覚めはいつもどおりのニッコニコだ。すぐに外出する準備。つむぎのお菓子と飲み物も持って、車に乗り込む。

家を出る直前のライブカメラではすでに雲海が消え始めていた。逸る気持ちで、美幌峠まで車を飛ばす。

6時半過ぎ、美幌峠に到着。急いで見晴台に。そこには、まだ薄っすらと雲海が残る屈斜路湖が広がっていた。一面の雲海とはいかなかったけれど。美幌峠で初めての雲海。次はつむぎを起こしてでも朝早く出ようと、心に誓った。

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午後は、家族で能取湖へ。この時期、能取湖ではサンゴ草が見頃を迎えるらしい。サンゴ草とはアッケシソウのことで、ヒユ科に属する一年性の草本。ヨーロッパ、アジア、北アメリカの寒帯地域に広範囲に分布するらしい。海に接する陸地や、塩湿地に生育する植物だ。そして、秋には真っ赤に紅葉する。網走の能取湖ではアッケシソウが広く群生しているらしい。

家族で車に乗って、30分くらい。能取湖の南岸に到着。駐車場にはすでに多くの車が止められている。目の前には真っ赤に染まったサンゴ草の絨毯が。どうやらここが日本一のアッケシソウの群落らしい。一つ一つはとても小さなアッケシソウがものすごい量集まって、地面を赤く染めている。抱っこされていたつむぎが「歩きたい」と暴れ始めたので、長靴を履かせてしばらく駆け回らせ、少し疲れた辺りで帰路についた。

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オホーツクの秋を見て回った一日だった。

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