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マルチ剥がしに革命が起きた一日

今日は先週から新しく通わせてもらっている農家さんでマルチ剥がし。いつも行っている農家さんでは最も忌み嫌われる作業、マルチ剥がし。しかし、今日の作業は革命的なスピードで終わってしまった。

「それじゃあ、マルチ剥がしに行くか!」

その声についていくのは、僕一人。他のパートさんたちはハウスの中でトマトやきゅうりの収穫作業に行ってしまう。いつもなら、全員参加でヒーヒー言いながら進める作業をたった二人でどうやるんだろう?と思いながら農家さんのトラクターの後に軽トラでついていく。

畑に着くとトラクターはマルチの列の横に止められた。降りて来た農家さんは、マルチの端をトラクターの後ろについているロータリーに縛り付ける。僕も手伝い6本分のマルチを縛る。その後、おもむろにトラクターに乗り込み、前進。マルチはトラクターに引っ張られてものの見事にさーっと剥がされていく。

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「え?こんなに簡単に剥がせるの?いつもの苦労は何なの?」

僕の中のマルチ剥がしの概念が完全に崩れ去った。マルチ剥がしはものすごく大変なものだと思っていたが、この方法であれば、何なら一人でもそんなに時間をかけずに終わらせられる。

畑の反対まで行って、今度は別の端を結んで引っ張ることを繰り返し。マルチは畑からきれいに取り除かれる。最後はトラクターの前につけたバケットの中に放り込んで作業は終了。2人で、6本分を1時間くらいで終えられた。この後さらに6本剥がしたが、やっぱりそこまで大変な作業ではなかった。

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トラクター引張作戦。僕が就農したときも絶対にこの方法を取ろうと思う。ポイントは畝間に大きな草を残さないことらしい。収穫の時に草をついでに抜いておくことが大事なようだ。後は、土質による違いもあるのかもしれない。今回の畑はさらさらとした砂気が多めの土だった。もしかしたら、いつも行っている農家さんの土地は粘土質だから無理なのかもしれない。そればかりは自分の畑でもできることを祈るしか無いのかな。

作業後は超巨大なスイカをもらって帰る。品種的にはでんすけスイカと同じもの。重さはなんと10.2キロ、でんすけスイカだとネットで8000円以上で売られている超高級品。それでもでんすけすいかと名のれるのは当麻町のもので厳しい自主基準をクリアしたものだけらしいので、このスイカは売ったとしても大した値段にはならないらしい。

ブランドって本当にすごいなぁ・・・。

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せっかくなのでマルチ剥がしの動画も追加(2020/08/11)


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