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大泣きで通い始めたこども園、あれから一年たって進級しました

4月1日、つむぎはついにぱんだ組からうさぎ組に進級した。こども園の話だ。

進級初日、いつもどおりこども園に通うつむぎ、玄関のところでふと立ち止まる。
「どうしたの?もしかしてうさぎ組に行くの緊張している?」
不安な表情でうなずくつむぎ。

つむぎは新しい環境に緊張しやすいようだ。こども園に通い始めたころは、園内に響き渡るくらいの声量で大泣きしていた。初登園から一週間くらいは、ぼくらがいなくなったあともずっと泣いていたらしい。当時のnoteを読み返すとそのころのつむぎの様子がはっきりと思い出せる。

それから一年が経ち、最近ではこども園にいくのを嫌がることは少なくなった。教室にも自分で進んで入っていくようになっている。お迎えの時間、楽しそうに遊んでいる息子の姿を教室の窓越しにしばらく眺めるのがぼくの毎日の楽しみだ。

ずっと泣かれていたときは、こども園に通わせるのはまだ早かったかな、と思うこともあった。それでもいまのつむぎを見ていると、あのタイミングで良かったんだとおもっている。仲良しの友だちや親以外の親との関わりはきっと彼の心を成長させているのだと思う。

さて、こども園の玄関で少し緊張していたつむぎ、ゆっくりと園の中に入っていく。ぱんだ組の部屋の前を通り、うさぎ組へ。電気がついていない。どうやら、園児の少ないこの時間は、全員ぱんだ組の部屋で遊んでいるようだ。

ドキドキしていたぼくらもつむぎもちょっと拍子抜けしてしまったが、いつものぱんだ組に戻りドアを開ける。つむぎは安心したのかニコニコしながら中に入り、ぼくらと元気にバイバイをして遊びはじめる。

お迎えの時間、そこにはいつもの通り楽しそうなつむぎの姿があった。
「うさぎ組の部屋もすごく楽しかったみたいですよ」
保育士さんが教えてくれた。つむぎは順調にうさぎ組に進級できたようだ。

いまでも新しい環境は緊張する様子のつむぎ、それでもすぐに順応して楽しめるようになったようだ。連絡帳に挟まれていた記録を見るとこの一年で8.8センチも背が伸びたらしい。

つむぎは心も体もすくすく成長してくれたなぁと思うのだった。


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