ビニールハウス解体１、休む間もなく今度は解体

ビニールハウスをようやく完成させた喜びに浸るまもなく、今度はビニールハウスの解体を始める。近所の農家さんで３間半のハウスを使わなくなるため譲ってくれるという話を頂いたのだ。

朝６時にみらい農業センターに向かう、ついさっきまであたりは闇に包まれていたが、ようやく薄っすらと東の方から日が昇って来ている。息は白く、凍える寒さだ。ダンプトラックに乗り込み、ハウスを譲ってくださる農家さんの家へ向かう。

今回、解体するのは３間半で奥行き７０メートル弱のハウスだ。地面が凍りついているうちに急いでビニールを剥がしていく。日が昇り、氷が溶けて地面がぬかるみ始めるとビニールが泥だらけになってしまうのだ。

４人がかりで一気にビニールを剥がしたら、お次は天頂の直管パイプを外していく。フォークリフトにつけたパレットの上に乗り、一つ一つパイプの結束を外していく。ここのハウスの天頂は針金で出来たパーツで止められていた。マイナスドライバーを差し込み、てこの原理を利用する。天頂のパイプが終わったら次は腰のビニエース。ビニエースを止めていたのは専用の金具。昨日までのビニールハウス建設で使っていたものと同じだ。更に天頂と同様の針金で止められている裾のパイプを取り外す。最後に、筋交いパイプと、妻面を外していく。ここのハウスは妻面だけを独立で作ってあるタイプだったので簡単に取り外すことが出来た。

沈下防止パイプが付いてなかったため、今日一日でなんとかアーチパイプ以外をすべて取り外すことが出来た。明日は、アーチパイプを抜いていく。ちょっとやってみた感じだと簡単に抜けそうだったので、明日ですべて終えることができそうだ。

ビニールハウスのパイプ１セット分、新品で購入する場合、１００万以上かかってしまう。近くの農家さんが厚意で安く譲ってくれるのは本当に嬉しい。感謝をしっかり胸に刻んで頑張ろう。

それにしても、今シーズン、最後の最後に来てかなりハードだ。今日も疲れた。