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お礼とお詫び〜品種の説明に誤りがありました〜

今週は連日、トウモロコシの収穫&出荷作業に取り組んでいます!おかげさまで多くの方に注文していただき、本当に嬉しいです。

「あぁ、この場所でがんばって育てたトウモロコシが、日本中のいろんな人のもとに届くんだなぁ・・・」そう思うと、畑の中で不思議な喜びに浸ってしまいます。

応援してくれる方々がいて、さいこうファームは進んでいけます。みなさまありがとうございます!

ただ、お詫びしないといけないことがあります。

私たちがつくっているスペリオールコーングラビスという品種のトウモロコシは、ミエルコーンとピュアホワイトの掛け合わせ品種として説明していましたが、実はそうではありませんでした。

つい先日、幸枝さんの大学の恩師から注文と同時に連絡をいただきました。

「トウモロコシ注文したよ!ところでさ、ちょっと気になったんだけど、『ミエルコーン』も『ピュアホワイト』も固定種じゃないよね?さいこうファームがつくってる『グラビス』がその掛け合わせって表現は正しいの?」

確かに・・・。

ネット上では当然の様にグラビスはミエルコーンとピュアホワイトの掛け合わせの品種と書かれています。なので、私たちもうっかりその様に表現していました。でも、よく考えてみればそんなはずはなかったんです。

世に出回る品種は基本的に、固定種と固定種の掛け合わせで作られた交雑種です。明確な記載は見つけられませんでしたが、ミエルコーンとピュアホワイトもおそらくそうだと思います。ここからが問題なのですが、交雑種と交雑種の掛け合わせで次世代をつくると遺伝的に均一にならないのです。中学校で習う「メンデルの法則」です。

それを考えるとグラビスはミエルコーンとピュアホワイトの掛け合わせ品種のはずがないのです。よくよくネットでの表現を確認すると、販売元の種苗会社にはグラビスがその二種の掛け合わせとは書いてありませんでした。

幸枝さんの先輩がその種苗会社に勤めていたので、直接聞いてみることにしました。

「ご質問の答えですが、おっしゃる通り、グラビスは、ピュアホワイトとミエルを親にしているわけではありません。黄系と白系をそれぞれ親にしてはいるらしいのですが、それぞれ異なる系統です。「かけ合わせる」というのが比喩的な意味で「良いとこどり」といった意味にも読み取れますが、プロには「交配」という意味で伝わってしまうでしょうから、修正されたほうが正確と思います」

やっぱり・・・。

サイエンスライターも仕事にしているのに、あるまじきミスでした。やはり、ネットの情報を鵜呑みにしてはだめですね。ちゃんと一次情報に当たらないと。幸枝さんとふたりで反省しています。

私たちの品種についての説明には誤りがありました。ここでお詫びとともに訂正させていただきます。

ただ、スペリオルコーングラビスが自信を持っておすすめできる品種であることについては変わりません!食べてみると、果皮が薄くて食感がよく、口の中に皮が残る感じがほとんどありません。真夏でも夜は涼しいオホーツク美幌町の寒暖差のおかげか甘みもよくのり、「スペリオル=優れた」の名の通り、とても美味しいトウモロコシだと感じています。すでに食べていただいたみなさんの声を聞くとこのトウモロコシの美味しさについては間違いないと確信しています。

まだ食べたことのない方は、ぜひ一度、さいこうファームの「スペリオルコーングラビス」を召し上がってみてください!

うっかりミスもあるさいこうファームですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

最後にお願いです。
沢山の方が私たちのトウモロコシの告知に協力していただき感謝の気持ちでいっぱいです。上記のような理由から、グラビスの品種の説明をするときに、ピュアホワイトとミエルコーンの掛け合わせと表現しないようご注意いただければと思います。いつもありがとうございます!

noteを読んでくれてありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した3人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!それと、野菜の予約販売はじめました!


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