見出し画像

0円で子どもも大人も楽しめる紙ヒコーキ

長男のつむぎは録り溜めた「クレヨンしんちゃん」を見ている。ぼくはその様子をぼんやりと眺めている。

すると、つむぎはこっちにニコニコしながら寄って来て、ぼくのお腹をポンポン叩いてくる。

「なに?」
「紙ヒコーキ作って!」

どうやらクレヨンしんちゃんのマサオくんが作っていた紙ヒコーキに触発されたらしい。

「うん、いいよ」

手頃な紙がなかったので、近くにあるペーパータオルで適当に折って渡す。つむぎはブンと力いっぱい投げるのでうまく飛ばない。それでも楽しそうだ。

「こうやるんだよ」と一度ぼくがやってみる。ふわっと飛び、なかなか気持ちがいい。ただ、バランスが悪いのかすぐに左に旋回してしまう。つむぎも真似て何度も投げている。

「もっと硬い紙を使ったほうがいいよ」
妻が、新聞の折込チラシを持ってきてくれる。それならぼくもと「よく飛ぶ 紙飛行機」とグーグル検索。一番上に出てきてたウェザーニュースのサイトを開く。

ウェザーニュースってこんなのも書いてるのねと思いながら、画像をもとに「おへそ飛行機」を作ってみる。

これが、本当によく飛ぶ。飛行機の真ん中あたりを持って優しく投げてあげるとスーッと気持ちがいいくらいに飛んでいく。

さっきの飛行機よりもよく飛ぶその姿につむぎも興奮気味に飛びつく。投げる力加減が難しいのか、ビュンっといってストンと落ちる。

「つむ、もっと優しく投げるんだよ。持つところは真ん中くらい」
「こういう感じ?」

すっと投げる。するとスーッと真っ直ぐに飛んでいく紙飛行機。

「おぉ、すごいじゃん!よく飛んだね!」
すごく喜ぶつむぎ、ぼくもとても嬉しい。

その後、何度も何度も紙飛行機を投げ続ける。

こういう感じ?
振りかぶって
テイクオフ!

紙飛行機、折込チラシがあればゼロ円で子どもも大人も楽しめる、最高にコスパの良い遊びだ。つむぎは飛行機を投げ続け、ぼくはもっといろんな紙飛行機を調べてみたくなるのだった。


この記事が参加している募集

サポートとは「投げ銭」の意味です。 サポートにて100円でも200円でも頂けるとやる気に繋がります!皆様のサポートありがとうございます!!