あるーひ、畑の上、くまさんに!
つぎつぎと植えているブロッコリー、畑の手前半分から使い始め、すでに奥の方まで到達している。一本100mの畝がすでに40本を超えた。最後に定植したブロッコリーの様子を確認。うん、まぁ、大丈夫そうだ。
「たくちゃん、ちょっとこれ!」
幸枝さんが呼ぶ声、近寄ってみると畝に穴が空いた部分があった。
「これ、くまじゃない?」
「うーん、どうだろう。鹿じゃないの?」
「いや、この足の感じは鹿じゃないんじゃない・・・」
ぼくは半信半疑ながらも、幸枝さんが役場に連絡する。
翌日、幸枝さんに役場からの電話。ぼくの目の前で何やら話している。
「やっぱり、くまっぽいって。今から確認に来てくれるみたい」
「まじか」
数分後、畑で職員さんと合流。足跡があった畑のヘリをみんなで歩いてみる。
すると、あった。
でかい、足跡・・・。しかも、いっぱい。完全にお散歩コースになってるじゃないですか。どうやら、さいこうファームの畑に遊びに来ているくまは一頭の親ぐまと一頭の子ぐまの親子らしい。
役場の方との相談で畑のへりに箱ワナを置くことになった。「あるーひ、畑の上、くまさんに、であぁった」にならなくて本当によかった。
一方そのころ、家には更新後の新しい狩猟免許(わな猟)が届いているのだった。これは自分で仕掛けてみろってことか?いやいやムリムリ、役場と猟友会におまかせしましょ。
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