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一歳半のつむぎとiPadの関わり方を考える

1歳半になったつむぎさん。車での長距離移動をきっかけにiPadで動画を見ることを覚える。さらに、美幌の自宅よりおもちゃや絵本が少ない帰省先で、家の中でもiPadを見る時間が伸びてきた。最近では「あいぱっど、あいぱっど」と言って要求してくるまでに成長。まあ、これも時代の流れなのかなぁと思っていたけれど、段々と「これで、本当にいいのだろうか?」と不安になってくる。

1歳半児のiPad離れを断行する

特に気になるのがiPadを見ているときの姿勢。ソファーの上に端末を置いてその横に座り込んで、画面を見つめている。なんだか首に悪そうだし、どう見てもいいことではなさそうだ。ということで、幸枝さんと相談して、つむぎを少しiPadから遠ざけようと決める。ルールは以下の通り。

・家にいる間は基本的にiPadを使わせない。
・iPadを見せるくらいなら、テレビでyoutubeを見せる。(この方が姿勢への悪影響は少なそう)
・移動中などはiPadを見せるのも仕方ない。

思い立ったら吉日ということで、今日から早速つむぎのiPad離れ計画を始めた。

寝室からリビングに移動してきたつむぎさん、ちょっと遊んだ後にふと思い立ったように「あいぱっど」と言い出す。なかなか、iPadを出してこない両親を待てずに、自分でウロウロ探し回る。それでも見つからないとなると、僕の方にずいずいと近寄ってくる、さらによいしょよいしょと登ってきて、目の前に顔を近づけ「あいぱっど」と要求。こういう時、幸枝さんより甘い僕を狙って要求してくるから侮れない。

つむぎがiPadを使いたがる理由はおそらく3つ。1つは動画、主にyoutubeを見たいから。たぶんこの理由が一番大きい。もう1つは、お絵かきアプリ。そして最後の1つが楽器アプリだ。

ということで、おそらく動画が見たいのだろうと想像し、テレビでyoutubeをつける。テレビから流れるのりもの動画に満足したのか、「あいぱっど」という要求は取り下げてくれた。画面にあまり近づきすぎないように、僕の膝の上からテレビを見せる。どういうわけか、僕の膝の上はけっこう落ち着くらしい。

しばらくしたらテレビを消して、僕と幸枝さんとつむぎとスペシャルゲストのじいじも一緒に、近くの公園へ。つむぎは動画も好きだが、それ以上に外で遊ぶのが大好きだ。今日は砂場セットをもってはじめて砂場遊び、寒い中でもかなり楽しそうにしていた。僕も幸枝さんも砂場遊びを楽しんだ。スコップを使ってものを作るのは大人もハマる奥深さだ。

家に帰って、ご飯を食べて、つむぎはお昼寝タイムに入る。ほんの束の間の落ち着いた時間。僕は最近激ハマりしているアマゾンプライムの「The Boys」を見る。すごく面白いのでこれについてはまた別の機会に書きたい。

お昼寝を終え、幸枝さんに抱えられたつむぎが上機嫌で降りてくる。抱っこから降ろされた瞬間「あいぱっど」。つむぎさんはやっぱりiPadに激ハマりしてしまっているようだ。今度もiPadは出さずに、テレビでyoutubeを流し、気をそらすことを試みる。しかし、今回はそれでも納得しない。切実に要求を繰り返すつむぎに、ついiPadを出してしまいそうになる僕。それを戒める幸枝さん。なんとかこらえて、今度は紙へのお絵かきを見せてみる。これに意外と興味を持ってくれたようで、無事にiPadから気をそらすことに成功する。そして、つむぎ以上にお絵かきを楽しむ僕と幸枝さん。幸枝さんは絵がうまい。

そんなこんなで、今日はなんとかiPadとの距離を置くことに成功。何日か続ければ、家でiPadを見る習慣は忘れてくれるかな。

赤ちゃんにiPadを使わせるのって実際どうなの?

ところで、赤ちゃんにiPadを使わせる影響って実際どんなことが言われているのだろう?今回は姿勢が悪いことが気になってiPad離れを進めたが、タブレットを使う方がテレビより色々学べることもあるんじゃない?と思わないこともない。ということで、ちょっと調べてみることに。

「赤ちゃん タブレット 影響」「乳児 スマートフォン 影響」「赤ちゃん スクリーンタイム」などと検索してみるといろいろな記事が。

2015年になんかあったのか?と思うほど、タブレットの悪影響を書いた記事がヒットした。

どちらもけっこう過激に、スマホやタブレットを否定している。危険視している代表が日本小児科医会っぽい。

スマホに子守をさせないでポスターとかも作っているようだ。ああ、ここが2015年に提言を出したことで上記のような記事が生まれたのかな?

ただ、ここで書かれている提言の段階では、そこまで研究的な実証データが無いように感じる。僕の読み込みが甘いせいなら申し訳ない。

もうちょっと最近の記事は無いのかなと調べてみると、NHKが書いた記事が見つかる。

2017年の記事で、3人の医師や研究者が登場する。使いすぎは良くないだろうが、そこまでむやみに心配しなくても良いというスタンスのようだ。特に二人目の小児科医の方が「スマホの影響に関する研究結果や科学的根拠はまだありません」と言っているのがとても参考になる。やっぱりこの時点ではあんまり明確じゃないのね。

さらに最近の2019年の記事

若い女医さんのインタビュー記事だ。この方も海外の研究結果を出しつつバランス派の意見。上の2つの記事はいずれも、タブレット云々もそうだけど生身の人間との関わりの時間をきちんと作るのが大事だと言っている。

最後に、もう一つ2019年の記事

こちらはWHOが出した五歳未満の子どもたちが健康に育つためのガイドライン。「タブレットやスマホなどのスクリーンを座って眺める時間を減らし、よりアクティブな時間を過ごさせることが子どもの質の良い睡眠につながる」的なことが書かれている。やっぱ座り姿勢でのスクリーンタイムは良くないっぽいな。

結局僕の考え

ちょこちょこ調べてみたところ、タブレット自体をあからさまに怖がる根拠はないのかなと思う。ただ、使いすぎで周りの人との関わりが減るのはよくないというのは、まあ、そうだろう。あと、姿勢が良くないことの悪影響はやっぱりありそうだ。ということで、やっぱりつむぎのiPad離れは進めようと思う。少なくとも、会話でルールを作れるようになるまでは気をつけよう。

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