わいんでぃんぐろーど

予定通り大正金時豆を播種した。
プランターに豆と肥料を搭載し畑に向かう。
まずは１つ目の畑に。
そこでは作業機に乗っかってプランターがしっかり肥料と豆を落としているかを確認する役割を担う。
次に２つ目の畑。
こっちでは僕がトラクターでプランターを引っ張ることに。

ただ、こっちの畑では、事前にかけていたロータリーの道がうねっていると言われる。
確かに途中で斜めになっている気がする。
隣の芋の畝にそってやったのが良くなかったようだ。
それでなくとも、センターの畑は起伏が激しく、普通に運転するといつの間にか真っ直ぐではなくなってしまうのだ。
ということで、入り口の部分のロータリーを掛け直す。
一度奥まで行って、通路を通って入り口に戻る。
するとやっぱりまだ曲がっているとのこと、確かにそうだ。
奥まで行ったらもう一度その道を補正しながら戻って来ればいいのに、とのこと。
なるほど、そういうやり方がいいのか。
だったら事前にアドバイスしてくれればいいのになとも思う。
とはいえ、せっかくなのでもう一度ロータリーを掛けてみる。
今度は戻ってくるのも忘れない。
うん、なかなかまっすぐ道を作ることができた。
と思っていると、今度は角度が悪いらしい。
確かに芋の畝から少し離れている。
言われた感じで走ったんだけどなぁ。
結局もう一度ロータリーを掛けて漸くプランターで豆をまき始める。

広い畑だと、まっすぐが何なのかよくわからなくなる。
どこからどこを目指していけばきれいな直線になって、かつ畑を無駄なく使える角度になるのか。
途中に起伏がある畑だとよりわからない。
最初に目標にしていた場所が走ってみるとちょっとずれてるなとわかっても、途中で目標を変えるとどうしても曲がってしまう。
何がまっすぐで、何がいい角度なのか・・・。
自分で畑を持った時には、畑の端に等間隔で何か印になるものを立てようと思う。

曲がりくねった人生を歩んできて、先も見通せない様な生き方をしているけれど、良い家族、良い人たちに恵まれて僕は楽しく生きられていると思う。
ただ、畑は曲がりくねってはいけないらしい。