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あー、もう1/2、もしくは3/4で統一するべきだった

「えーと、立ち上がりの部分は3/4で、途中の配管は1/2だったよな」
「うん?15Aってなによ?」

そう、水道の配管の話です。

去年までは普通のホースを長くつなげ、途中でその都度つなぎかえて、必要な場所に水を流していました。

しかし、今年は違うのです。

なぜなら去年の春に買ったポリエチレン二層管とその継手が一年間ずっと倉庫の中で、一番一生懸命練習するけど一度も試合に出たことがないキャプテンのように、今や遅しと登場の時を待っているのだから。

ということで、分からないなりに、このポリエチレン二層管をさいこうファームの敷地に縦横無尽に這わすことを誓ったのです。

購入した二層管は内径が13mm。購入したメス型の継手も13mm。これはどうやら1/2でもあるらしい。水道の配管はインチで表す慣例があるらしく1インチは25.4mmだから、1/2インチは12.7mm。まぁ、だいたい13mm。

これを、敷地内を這わすとして、水道の元栓の入り口と二層管からホースにつなぐ出口は、どうも3/4にしないといけないらしい。水道の蛇口の溝とつなぐホースが大きいのが原因だ。

サイズの変換の方法はよくわからない。とりあえず、DCMに行って配管コーナーに行き、サイズが変わるソケットをしげしげと眺める。異型ソケットというらしい。

「これを、蛇口につないで、つぎにこのニップルってやつで二層管の継手とつなげばいいのか?」
「えーと、3/4から1/2のやつで、これは15A?」
「15Aってなによ、まぁ、でもサイズ的にはどうみても1/2だな。まぁ、これでいいや」

あとで調べて分かったことだが、配管にはA呼称とB呼称という呼び方があるらしい。A呼称はミリサイズ、B呼称はインチサイズ表記とのこと。そして15Aと1/2(B)は同じものらしい。15mmと1/2インチ(12.7mm)は全く違うのに同じものらしい、紛らわしい。

とにもかくにも、3/4→1/2ソケットと1/2ニップルを買って家に戻る。

まずはソケットを蛇口にはめてみる。

はめてみる、はめてみる、・・・はまらない。

「はまらないやないか!」

蛇口の溝とソケットの相性が悪くうまくはまらないらしい。それに、よくよく考えるとここを完全に固定して取り外しできないのもちょっと不便だ。

しばし、考えて、蛇口からちょっとの距離は着脱式のコネクタを付けたホースを使うことに決める。農協で買ったホースコネクタをつないで。これは3/4サイズのコネクタのメス型だから必要なのは3/4サイズのオス型の継手が必要になる。

「くぅ、ソケットはメス型だし使えない・・・」

仕方なく、またDCMに向かう。そして、また配管コーナーを眺める。見つける。

「お、この3/4→1/2の異型ニップルいいじゃん」
「ついでに、バルブも買うか。ここは1/2でいいよな?その方が安いし」

また、家に戻り試す。このあとも、何度かDCMと家の往復を繰り返しを経て、ついに目的の場所にバルブがある配管ができたのでした。

最初から全ての配管を1/2で統一すれば楽だったよなぁ。
少しだけ配管に詳しくなったのでした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:3歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:2歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:0歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。

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