美幌とTRIPLANEを好きになる、夏祭り
家族で美幌北中学校に向かう、美幌の夏祭りだ。
午前中から開催される夏祭りは、子ども縁日から始まり、TRIPLANEのライブ、盆踊り、花火大会と夜まで続く。
TRIPLANEのライブがあるなんて、もしかしたら駐車場に車を停められないかもしれない。ぼくらはライブが始まる少し前に行くことにした。
会場から少し離れた駐車場に到着、混んではいたものの停められないというほどでもなかった。駐車場で、たまたまお隣さんと出会う。つむぎと仲良しの女の子もいるからぼくらもつむぎもラッキーだった。
2人は仲良く手を繋いで、会場に向かう。
お祭り会場は、高い櫓とその周りを囲む複数の屋台。そして、多すぎない人たちで賑わっていた。
つむぎはまっすぐに子ども縁日へ、つむぎの胸にはお小遣いとしてもらった500円を入れた袋がぶら下がっている。
まずは、スーパーボールすくい、慎重に慎重に、ひとすくい、お玉いっぱいのスーパーボールを手に入れたつむぎは上機嫌。
次は、型抜きに挑戦。景品にあったトミカが狙いだ。1枚目、つむぎが慎重に挑戦するも失敗。2枚目、今度は幸枝さんが挑戦するも失敗。少しがっかりするつむぎ。
気を取り直して、今度はくじに挑戦。くじの景品にもトミカが並んでいる。3枚目の100円玉を渡し、1枚くじを引く。ドキドキしながら開いたそこには3等の文字。
当たりだ。しかし、2等のトミカには届かない。もう少しがっかりするつむぎ。
つむぎは、くじに残りの200円もベッドすることを決める。
くじを引くつむぎ、祈るようにそれを見つめるぼくと幸枝さん。つむぎがドキドキしながら開けたくじの中には何も書かれていなかった。外れだ。
がっかりするつむぎ。今後の雲行きを憂う、ぼくら。「外れても雰囲気を楽しむ」ということにはならない幼児を連れたお祭りはなかなか大変だ。
そうこうしているうちに、櫓ではTRIPLANEのライブがスタート。人でいっぱいになるのかと思っていたけどそんなことはなかった。櫓の周りにはそこそこの人が取り囲み、さらに多くの人が少し離れたテントの下で、飲み食いしながら音楽を楽しんでいる。
熱狂の渦に包まれるライブ会場というわけではないけれど、老若男女、みんなが音楽をのんびりと楽しむなんだか居心地の良い空間だった。
心地よく、感動と郷愁を誘うTRIPLANEの音楽。とても良心的な価格で飲み食いできる屋台。親子で楽しめる子ども縁日。混みすぎていないちょうどいい賑わい。
「なんか、この感じ、いいなぁ」
お祭りを楽しんだ後、花火まではまだ時間がある。一度家に帰り、お風呂に入り、みんなでパジャマ姿に。花火が始まる15分前。車に乗り、花火が打ち上がる網走川の対岸にある博物館の駐車場に向かう。
駐車場はすでに混雑している。しかし、停められない程ではなく、すんなりと駐車。
そして打ち上がる花火。
幸枝さんはつむぎと座り込んで、ぼくは櫂を抱っこして花火を眺める。もちろん、隅田川の花火大会や荒川の花火大会ほどの規模ではない、でも家族みんなすごく満足できる花火だった。何より、親子連れで行き帰りの苦労なく、近いところで見ることができるのが本当に素晴らしい。これが東京だったら、花火は良くても、ヘトヘトに疲れてしまうところだ。
つむぎと櫂と幸枝さんと、のんびり花火を眺めながら。
「うん、やっぱりいいなぁ」
そう感じる、美幌の夏祭りだった。
青春時代を思い出させてくれるTRIPLANEも最高だったなぁ。Mr.Childrenが大好きだった人には絶対オススメですよ。よく似ていると言われますが、たしかに似ています。でもただ似ているだけじゃなくて、彼ら自身の魅力があって、いつの間にかファンになってしまうバンドです!
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