つむぎくん2歳11ヶ月、はじめてのおつかい
北海道オホーツク地方美幌町に元気いっぱいの男の子が初めてのおつかいに挑戦です。
いつもどおり、車に乗って幼稚園から帰ってきたつむぎくん。今日はなんだかいつもと少し違います。
「いちごとってくる!」
大好きないちごが食べたくなったつむぎくん。お父さんが声をかけます。
「いちご?じゃあビニールハウスに採りに行こうか?」
「ううん、こないで!」
なんとつむぎくん、ひとりでいちごを採りに行きたいと言い出しました。少し心配そうなお父さん。言い出したら聞かないつむぎくんに折れて、心配そうに白いボールを手渡します。
「そしたら、これにいちご採ってきてね。転ばないように気をつけてね」
「わかった」
タラララタラララ、タッタタラララ、だーれにもー・・・
つむぎくんがたべたいいちごがあるのは育苗用のビニールハウスの一番奥。ビニールハウスは車を止めたところから50mほどの距離。つむぎくんは真っ直ぐ向かって歩いていきます。いちごの場所がしっかりわかっているんですね。
ビニールハウスに入ると、足元には作業に使うホースやトレーが落ちています。つむぎくん慎重に歩いて進みます。
足元に気をつけながらビニールハウスの奥に到着。座り込んでイチゴを摘みはじめました。離れたところからお父さんが心配そうに見つめています。
「こっちにも、こっちにも」
しばらくして赤いいちごを摘み終えたつむぎくん。少し誇らしげに家に戻っていきます。
「いちごとれたよー!」
「いっぱい採れたね、洗うから待っててね」
「わかった」
お父さんに洗ってもらったいちごを嬉しそうに頬張るつむぎくん。がんばってひとりで採ってきたからより美味しいよねぇ。
北海道オホーツク地方美幌町の2歳11ヶ月の元気な男の子の初めてのおつかいでした。
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