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環境大善さんとの共同研究の報告をしてきました!

北見の環境大善株式会社さんとの共同研究の報告をしてきました。昨年6月から始まったもので、ぼくらさいこうファームにとって最初の共同研究です。極端な干ばつ、極端な集中豪雨があった昨シーズン。野菜を普通に育てることさえ、新規就農のぼくらには難しい年でした。それでも無事に報告できたのをとても嬉しく思っています。

農業を始めるにあたりやってみたいことの1つ、ぼくにとっては重要な1つに「研究」がありました。

ぼくら夫婦はふたりとも大学の農学部で研究していました。専門分野は植物の遺伝子、実験は管理された研究室内で行います。実際の「食」を担う、農家さんとは関わることなく暮らしていました。「世界の食糧生産に貢献したい」と応用志向の強かったぼくにとって、現場とのつながりを感じられない状況ははがゆさが伴うものでした。

とはいえ、大学時代のぼくには生産者とのつながりも、つながった後の具体的なアイデアもありません。結果、7年間の大学での研究生活で農家と一緒になにかすることは全くありませんでした。


そこから紆余曲折を経て、オホーツクの美幌町で農業を始めました。となると、ぜひやりたいのが当時のぼくのような人との共同研究。農家と研究者の経験をもつぼくらが研究者ウェルカムの農場をやれば、きっと面白い研究が始まるはず。

だから「研究」はやりたいことの1つだったのです。

そんなおりに出会ったのが隣町の環境大善さん。環境大善さんがもつ善玉活性水の農業的な効果について、積極的に研究を進めていました。経験的に効果があることは分かっているけど、その具体的なメカニズムを研究的に明らかにしたい。その取り組みの1つとして、突然現れたぼくらにチャンスをくれたのです。

こうして始まった共同研究は一筋縄にいかないことが多くありました。管理された研究室と、オープンな自然環境での実験は全く異なる難しさがありますね。1ヶ月を超える干ばつで全くレタスが育たなかったり、試験していたルッコラにアブラムシが大発生してしまったり。それでも、結果をまとめることで、次に繋がる知見を得ることができました。

久しぶりにまとめた研究報告書を握りしめ、環境大善さんのオフィスで報告。どんな反応をいただけるか、ドキドキしていましたが、「今後も一緒にやっていきましょう」となりました。はぁ、よかったよかった。


環境大善さん本当にありがとうございました。今後とも引き続きよろしくお願いいたします!


さいこうファームでは農家と一緒になにかをやってみたい研究者の方々に、いつだって窓なし、ドアなし、壁もなしなフルオープンな状態で開かれた農場にしていきます。ぜひお気軽にお声がけくださいませ!

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