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SwitchBotを使って、アスパラハウスの温度をいつでもどこでも確認!&Alexaに教えてもらえるようにした話
3年目にしてついに稼働を初めたさいこうファームのアスパラガスのビニールハウス。
ある程度収穫もすることができて、アスパラガスに対するやる気も満ち溢れてきました。
ここ2週間ほどアスパラガスを見て気づいたこと。
それは、「ハウスの温度管理、重要そう!!」
ということで、アスパラガスのビニールハウスの温度管理をなるべく良い状態で保つべく、いつでもどこでもアスパラガスハウスの温度を確認できるようにしてみました。
今回、僕が使ったのは以下の機材です。
・SwitchBotの温湿度計 1台
・SwitchBotハブミニ 1台
・エレコム 無線LAN中継機 2台
この4つを使うと、家から直線距離で70mくらい離れたビニールハウスの温度が、スマホを使っていつでもどこでも確認できるようになりました。
序章 SwitchBotの温湿度計をハウスに設置
まず、初めにSwitchBotの温湿度計をアスパラガスのビニールハウスに設置。
このままでも温度は経時的に記録できるし、そのデータをBluetoothでスマホに受け取ることができます。
しかし、このままではBluetoothのみの通信なので近くに寄らないと分からない。
![](https://assets.st-note.com/img/1714056944866-0orwPIRfgF.jpg?width=800)
第2章 ビニールハウスにWi-Fiを届ける
そこで、今度はここまで家のWi-Fiを飛ばしてみることに。
いろいろ調べてみてもよく分からなかったので、「えーい、ままよ!」と買ってみたのがエレコムの無線LAN中継機。
これの隠れ家モードというのがなんとなく使える気がしたのです。
ビニールハウスも隠れ家みたいなものだからな。
ということで、早速設置。
ただ、1つだけだとどうもハウスの近くまで家のWi-Fiを飛ばしきれなそうだったので2台購入。
家のWi-Fi→中継機1→中継機2という感じで目的地であるビニールハウスまでWi-Fiをなんとか飛ばしてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1714056982146-FB0zntYgDc.jpg?width=800)
電波が弱いことを知らせる印ですが、なんとか使えてます。
第3章 発覚した事実、SwitchBotの温湿度計はWi-Fiに繋がらない
ここまで来て意気揚々と弱いながらもWi-Fiがつながったビニールハウスへ。
そして、SwitchBotの温湿度計のWi-Fi接続を試みます。
しかし、接続できない!!
この時点でまで気づいていなかったのですが、SwitchBotの温湿度計はWi-Fi通信ができないのです。
「神は私を見放したか……」
と思ったのですが、ちょっと調べてみると、SwitchBotのハブミニというのを経由させるとWi-Fiに接続できることが発覚します。
第4章 SwitchBotハブミニ狂想曲
想定していなかった出費に少し躊躇しましたが、「もう後戻りはできないんだ!」とポチリ。
翌日届いたハブミニを家の中でちょっと試して感覚を掴み、またもやビニールハウスへ。
「ふふふ、ついにいつでもどこでもハウスの温度がわかるぞー」と、ハブミニと温湿度計のBluetooth接続を試みます。
そして…、接続できない!!
ここに来て、ハブミニは充電池で動くのではなく、常時給電が必要なことに気づきます。
「ぐぬぬ、まだわれに試練を与えるというのか」
一瞬頭を抱えましたが、ビニールハウスに近い倉庫の中に設置すればよいのでは?とひらめき、倉庫に設置。
![](https://assets.st-note.com/img/1714057057383-LYs8CUuMw2.jpg?width=800)
一度温湿度計を倉庫に設置したハブミニの近くに持っていき、Bluetoothで接続したうえで、またビニールハウスにセット。
家に戻り、スマホの画面を確認。
温度が表示されている!!
ついに、いつでもどこでもアスパラハウスの温度が確認できるようになったのです!
と思ったのも束の間、いつまで立っても温度表示が変わらない。
「あれ、ちょっとおかしくない?」
思い立って、ビニールハウスの温度計の表示を確認しに走ります。
「ガーン、違うでないかい!」
どうやら、リアルタイムで通信した結果が表示されているのではなく、ハブミニと温湿度計を接続したときの温度だけが記録できていて、それを永遠に表示していただけだったのです。
「くー、万事休すか……」
最後に、藁をもすがる気持ちで、ハブミニを倉庫内でなるべくビニールハウスに近い窓際に設置。
![](https://assets.st-note.com/img/1714057092686-83fPuIpJ0c.jpg?width=800)
ここから見えているアスパラハウスの温湿度計まで届いてくれー
とはいえ、うまくいくか分からず、トボトボと家に戻ります。
終章 ついにビニールハウスの温度、世界につながる
そして、リビングにて。
SwitchBotのアプリを開くと……。
「温度が変わっている!」
念の為またハウスに走っていって確認すると、正しい温度が表示されていました。
これにて一件落着!
ついに家にいながらにして、というかインターネットが繋がりさえすればいつでもアスパラハウスの温度を確認できるようになったのでした。
アプリで温湿度計の温度が20℃以下もしくは25℃以上になるとスマホにアラートが飛ぶようにセットすれば、ビニールハウスの開け閉めのタイミングはバッチリ(開けしめ自体は手動です(汗))。
![](https://assets.st-note.com/img/1714057136452-Brwa10pRKs.png?width=800)
これには、幸枝さんとトムとジェリーもびっくり!!
エピローグ Alexa、ハウスの温度は?
さらにさらに、SwitchBotはAmazonのAlexaに簡単に連携させられるのです。
Alexaに連携させれば、キッチンに置いてあるAmazon Echoに、
「Alexa、ハウスの温度は?」と聞くと「アスパラハウスの温度は〇〇℃です」と応えてくれるようにもなりました。
はぁ、満足!
最近は、ぼくも幸枝さんもふとした拍子にAlexaにハウスの温度を聞くようになったのでした。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。東京から北海道オホーツクの美幌町に新規就農した4人と1匹家族の農業、子育て、おすすめスポットなどをほぼ毎日更新しています。もしよろしければ「スキ」「フォロー」をお願いします!
(登場人物)
ぼく:東京大学で農学博士取得後、ベンチャーで8年勤務。その後、北海道で新規就農。
幸枝さん:ぼくの妻。北海道大学で生命科学修士、ぼくと同じベンチャーで同期入社。2015年に結婚。
つむぎ:4歳の長男。北海道で元気いっぱいに成長中。電車、働く車、飛行機など乗り物大好き。
スピカ:3歳の猫。女の子。網走の病院で保護されていたところからぼくの家にやってくる。
櫂:1歳の次男。長男が騒ぎ回る横で、どっしりと寝ている大物感を漂わせる。
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