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詩やエッセイのようなもの

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いつか本になるといいなぁ、というやつら。何を含めるか、度々考え直して、加えたり外したりする。
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#鬱病

最近、「何かが足りない」とモヤモヤする

「何かが足りない」「満たされていない」という感覚がどこかに残り続けている。これまでも、心…

吉田卵白
3週間前
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幸せの解像度

タワーの上で愛猫がニャーと鳴く。ご飯の時間でもないのに、目が合うと何度もニャーと鳴いてく…

吉田卵白
1か月前
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体力には限界がある、ということを忘れずに

もっと文章を書きたい。仕事を始めてから、思うように書けない。そりゃそうだ。仕事をしていな…

吉田卵白
2か月前
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アラサーになっても、大人になりきれない

外に出るとき、少し怖い。身体が強張ってしまう。ただ外に出て、歩いていて、人を見かけるだけ…

吉田卵白
2か月前
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雨上がり、美容室に向かう足取りは軽い

雨が好きな人が羨ましい。雨の音が心地良いと感じたり、湿気の香りを楽しんだりできる人は、雨…

吉田卵白
3か月前
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自分と向き合う、自分を取り戻す

 映画館に向かって二駅分くらい歩いていた。外を歩きながら、何かに恐れていると気付く。ドキ…

吉田卵白
5か月前
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レースから落ちて

 これまで欲していたものは、誰かが欲していたものだったのかもしれない。誰かが目の前に提示したものを、必死に追い求めていた。誰かが欲しているから、「私も欲しないと」と思って、駆られていたのかもしれない。ふと周りを見渡すと、みんな走っていた。だから私も走り始めた。どこに向かっているのか、何を目標にしているのかも、全く分からないまま。  私は、ほぼ強制的にレースから追い出された。悔しかった。「こんなに走ってきたのに」「あの人より速く走れるのに」と思った。逆恨みのような感情も抱いた

¥100

「僕のままで大丈夫なんだ」という自信がほしい

 まだ暗い早朝に一度目覚めて、前の職場のことを思い出して苦しい。鬱になったこと、嫌味を言…

吉田卵白
6か月前
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「生き抜いている」以上を自分に求めている

 心臓がある辺りの背中に、嫌な熱のようなものを感じる。いつもの感覚だ。自分を責め、虐げ、…

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吉田卵白
6か月前
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あ、ぼく病人だった

 今、僕は鬱から回復しつつある。発症前みたいには動けないけど、少しずつ体力は戻りつつある…

吉田卵白
6か月前
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人間関係の外に出る

 私は人間関係がきっかけで心が高低する。求職活動をしていても、メールばかり気にして、他人…

吉田卵白
6か月前
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頑張らないことが、私の生存戦略

 色んなところで何度も書いているような気がするけど、私は、「何かマジカルなことに遭遇して…

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吉田卵白
6か月前
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粘土

ゴミ袋の底が破れた。道に散らばったゴミを見て、泣きそうになる。僕はこれから大丈夫なのか。…

吉田卵白
6か月前
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誰に遠慮しているのか

僕は魔法使いでもなんでもない 世界に大きな変化をもたらして、 一瞬で全てが素晴らしく感じる、 なんてことは残念ながら起こせない どこかで少しだけ期待してしまう僕がいる 不安や憂鬱が一瞬で全て消えてしまえばいい 全ての負担が無くなり、誰かに勇気を与えられればいい 期待が苦悶を生んでいると分かっていても 負けたくない、でも負けたっていい 闘う場所を間違えてはいけない 今までずっと何と闘っていたのか 何に駆られ、何に囚われていたのか 負けたっていい、不器用でもいい 人と競い合