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ピーマンの肉詰めと私

今日の夜ご飯は、ピーマンの肉詰めの肉ダネを焼いてソースで味付けしたものだった。

昨日の夜ご飯がピーマンの肉詰めだったのだ。

昨日のピーマンの肉詰めは、オーブンで焼いてあったので、とてもふっくらしていた。今まで食べたピーマンの肉詰めとは一線を画していた。
肉ダネから出た肉汁がクッキングシートの上にいっぱい落ちていたが、それでもジューシーだったし、なんならピーマンがそれを吸っていて、永久機関のようになっていた。

オーブンで焼くとこんな柔らかいんやー!と言いながら皆で食べた。

そして残った肉ダネはひとかたまりのままフライパンで焼かれ、フライパンに溢れ出た肉汁はとんかつソースやケチャップと絡められ、肉ダネのソースに生まれ変わった。

今日はその肉ダネをチンして温めて、ナイフで切って分けて食べた。

うまー!

思わず叫んだ。

火が入って少し固くなった食感が肉を食べてる感じがして良い。肉汁と、とんかつソース・ケチャップの甘みとの調和がすばらしく舌に馴染む。

こういうのでいいんだよ、か。

一生懸命ピーマンの肉詰めを作ってくれた母には言えなかった。もうこれからハンバーグはこれで良い、これで十分と言うに留まった。

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