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異業種交流会に参加してみた 交流会Cの場合

交流会B終了後に飛び込みで参加した交流会C。
(交流会Bについてはコチラ
場所は雑居ビルの中のオフィスだった。
室内にはテーブルとイスのみ、ドリンクの提供はなかった。

会費1000円を支払い、参加者を待つ。
定刻までに集まったのは僅か4人。全員女性だった。
その時は人数の少なさに不安があったが、後に修羅場を見ることとなる。

参加者の中に、交流会Aで見かけた女性(以下、Aさん)がいた。
実際に会話はしなかったが、パワーストーンを両手に付け、派手な柄のスカーフを身に着けていたので印象に残りやすかった。年齢は50代くらい。
きっとAさんの勝負ファッションなのだろう。

人数が少ないこともあり、全員で2時間交流会をすることになった。
この交流会Cはビジネス交流会となっており、名刺交換やビジネストークがOKとなっている。

私以外の参加者は全員ネットワークビジネスをやっていることが分かった。
Aさんは風水関連、Bさんは自然由来のサプリメント、Cさんは動物由来成分を含む化粧品のネットワークビジネスとのこと。
ちなみに筆者は事務職OLで副業に興味があるという架空の設定にしてある。

私以外の3名が自身のネットワークビジネスについて語り始めた。
そこで問題として取り上げられたのが、「自然由来VS動物由来」だった。
要約すると、動物由来成分を含んだ商品は可哀そうと言いたかったようだ。
結果的にCさんが責められる形となってしまい、場の雰囲気は最悪な状態に。
流れを変えるために、筆者は「そういえば、私、マック食べちゃいました。あはは」と投下。そうしたら意外な返答が返ってきた。

Aさんが「私もマック大好き~!食べたくなる時あるよね~!」と言ってきたのだ。
さっきまでBさんと一緒に動物が可哀想など言っていたはずでは……。
そう考えると、Aさんからしたら、さっきの話などどうでも良かったのだろう。
それにしても手のひら返しが早すぎて笑ってしまった。コロナ対策以外にマスクがあって良かったと思った瞬間だった。

その後もBさんとCさんは微妙な空気感。筆者はAさんと話すことにした。
Aさんの家庭はギクシャクしていたとのこと。しかしある有名な先生に出会って風水を見直してもらったら劇的に状況が変わったというのだ。
筆者が興味ありそうに聞いたのが気になったようで、「興味ありそうな顔をしているわね」と言い当てられてしまった。
しかしそこで、「先生は多忙な方だから、会うのに3万円はかかるかもしれない。でもそれくらいの価値はあるから!」と、金額の話を突然されたのだ。
とても気になる風水の大先生だが、金額的な部分で断念せざるを得なかった。

BさんとCさんは気まずかったのか、スマートフォンを操作し始めてしまった。そしてCさんは途中で退出。
なんとも微妙な雰囲気で終了した交流会であった。

わずか3回の参加で、こんなに早くも同じ参加者に出会うとは思わなかった。
新規顧客確保のために様々な交流会を巡っているのだろう。
きっとAさんに限らず、多くの人が同じことをして苦労しているはずだ。
そう考えると、ネットワークビジネスで大成功している人は僅かな気がした。

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