外出が苦手
外出が苦手だ。
と言うと、「外出が嫌い」と誤解されることがあるけど、そんなことはない。
私は外出が好きだ。イベント好きだし、人に会うのも好き。にぎやかなことや楽しいことが好きなのは、父のDNAだと思う。思春期に自意識をこじらせなければ、パリピになっていたかもしれない(結果的に真逆の人間になったが)。
外出が嫌いなのではなく、好きだけど苦手なのだ。
◇◇◇
私は、外出すると具合が悪くなる。
特に苦手なのは、人の多い場所、公共の乗り物、冠婚葬祭、音が大きい場所。吐き気や頭痛に襲われ、帰宅後はぐったりして動けなくなる。
これはメンタルの弱さとはあまり関係がない気がする。
なぜなら、メンタルが強い母も、外出すると同じように体調を崩していたからだ。姉も伯母たちも同じ。母曰く、祖母もそうだったらしい。
単純に、我が家の女性は自律神経が弱い体質なのだろう。
そういう体質になったのは20代の後半からだ。養命酒のCMで「女は7の倍数の年に体に変化が~」みたいなことを言っていたけど、たしかに、28歳くらいから急激に疲れやすくなった。
でも、「体力が衰えた」のとは少し違う。
登山やロングトレイルは平気だ。5日間かけて塩の道を歩くのは大丈夫なのに、半日でも渋谷にいると寝込んでしまう。
かといって、都会や人混みが「嫌い」なわけではない。ライブも花火大会もディズニーランドも好きだ。行ってみたいイベントもたくさんある。
だけど、体が受け付けない。
夫は牡蠣フライが好きだが、牡蠣アレルギーになってしまったのでもう食べられない。
私にとっての都会や人混みも、そんな感じなのだ。
◇◇◇
困るのは、とても楽しい時間を過ごしても具合が悪くなること。
先日、小学校からの友人たちと地元のサイゼリヤでダラダラして、めちゃくちゃ楽しかった。
めちゃくちゃ楽しかったのに、帰宅後は頭痛がひどくて眠れなくなった。
昨日もそうだ。用事があって母と街(札幌中心部のこと。札幌駅・大通・すすきのエリア)まで行ったのだが、電車に乗るのが2ヶ月ぶりでクラクラした。
用事はすぐに済んだのだが、「せっかく街に来たんだから」とステラプレイスを見てまわり、前から探していた紺のマキシワンピースを見つけたので買った。その後、母が『nana's green tea』の抹茶パフェが食べたいと言うので付き合った。
とても良い時間を過ごしたのだが、帰ってきてからぐったりして動けなくなってしまった。
ちなみに、母はけろっとしていた。若い頃は外出のたびに寝込んでいた母だが、閉経後、なぜか外出が平気な体質になったと言う。
だから私もそうなる可能性はあるのだが、いかんせん今が34歳なので、だいぶ先の話だろう。
◇◇◇
だから、あまり外出の予定を入れられない。
その外出が3時間でも、帰宅後に体力を回復させるのに6時間かかったりする。つまり、9時間を捻出しなければいけない。仕事に支障が出るのが怖くて、外出を控えてしまう。
これは困る。
本当は、会いたい人も行きたい場所もたくさんあるのに。
特に、3ヶ月前から吉玉サキとしてTwitterを始めて、会ってみたい人や、参加したいイベントが増えた。
嬉しいことに、札幌在住のお嬢さんに「お会いしてみたい」と言っていただいた。私も彼女のツイートやnoteを読んで「会ってみたいなぁ」と思っていたので、とても嬉しかった。
だけど、会いたい気持ちはあるのに、なかなか会えない。
外出が苦手な体質が恨めしい。
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というわけで、なかなか出かけられないのだけど、出かけたくないわけではないんです。
今年の夏は、花火大会に行けたらいいなぁ。
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