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僕がカフェを引き継ぐ理由

本日、5月9日10:30に釧路のrhythmがリニューアルオープンしました。
タイトルにある通りに、
今までも少し携わっていましたが、来年4月から妹が東京方面で暮らす事になったので、
僕が今から少しずつ引き継いで、経営に携わります。
その経緯や想い、何故新聞屋さんがcafeをやるのか?
などを書きます。

cafeを新たに建築

15年前、2007年の3月9日に
僕の妹が友人と2人でcafeを始める事となりました。
国道沿いにあった吉田新聞店の土地に、
父が建てる事を決意し、新たに建築する運びとなりました。
東京に住んでいた妹が、女性建築家である大塚泰子氏に依頼し、
釧路にいた私が写真を送ったり、業者とやり取りしていました。
色々大変でしたが、とても素敵な建物ができました。

始まりは、amicafe

開業当時のamicafeロゴ

開業時、cafeの名前は妹が付けましたが、フランス語で友達や恋人という意味のamiを付けてamicafeになりました。
当時はスタバもなく、
cafeの概念がそこまで無かったので、
喫茶店なのか?洋食屋なのか?
と、よく聞かれて大変でした。
僕よりも、やっている、妹たちの方が大変だったと思いますが、ずっとcafeとしてブレずに頑張って来たから今があると思っています。

こんなイベントもやっていました。参加店舗が豪華!

amicafeからrhythmへ

妹が友人と2人で始めたcafeでしたが、
途中で妹の旦那の児玉隆也君がお店を手伝うようになり、料理も充実しました。
結婚のプロポーズとして使われたり、
音楽のコンサートをしたり、
色々とcafeの使われ方も多様になりましたが、
時間の流れと共に、妹の友人は一旦お店を離れて、
別の仕事をしたり、妹の旦那は元々音楽家だったので、音楽の世界へ進んだりしました。
逆に次女が釧路で雑貨屋をやる事になり、
同じ店舗で雑貨も販売する事となりました。
名前も変更して「shop &cafe  rhythm」として再スタートしたのでした。
その後も阿寒にrhythm02をオープンさせたり、
お菓子作りも始めたりします。

今は1FがRHYTHM
2Fが雑貨屋のsend
阿寒にRHYTHM02を作り、
現在はコロナ禍で月に1回空けています。
その後、お菓子づくりも始めました。
内祝いやギフトにも喜ばれています。
阿寒の牧場から直送のソフトクリームも
夏場は人気です。


これらはすべて、バージョンアップして、
5/9にリニューアルオープンします。

僕とcafeの関わり

ここで話を変えて、僕とcafeとの関わりを紹介します。実は、僕は高校の時に「カフェをやりたいね〜」と、
夢を語っていた人がいたんです。
それが、今もRHYTHMの珈琲豆で仕入れをしている、石田珈琲店の店主、石田くんです。
当時は釧路のカフェではなく喫茶店を週末になると何軒か巡り、リサーチをしていました。
その頃は2人とも珈琲の味もわからず、
パフェや甘いスイーツを食べながら、
色んなバカ話しをしていました。
多分、味がどうこうと言うよりも、
学校でも、家でもない、いわゆるサードプレイスの場が、大人っぽく感じていたし、
心地が良かったんで、2人とも、そういう場所を作りたいと思っていたんだなー!
と、今思い返すと感じます。

左が石田珈琲店の店主 石田くん

新聞店とcafe

結局、石田くんは珈琲店を本当に開業させました。
僕は新聞販売店を継ぎましたが、いみじくも妹がcafeを始めることになりました。
僕の仕事である、新聞販売店は、
日々、新聞を各ご家庭に届けていますが、
朝に、家で珈琲を飲みながら新聞を読む事は、
とても生活を豊かにしてくれると感じています。
新聞を購読している人も、していない人も、
cafeで時間を気にせず、新聞を読んで、
ゆっくりして欲しい!との想いで、
rhythmには、北海道新聞の他、日経新聞、日経流通新聞、日経産業新聞、毎日小学生新聞を置いています。cafeは、
ただ珈琲やスイーツを食べる場所というだけではなく、良い家具や雑貨、様々な情報や文化に出会い、新しいアイディアを生み出したり、新たな自分の発見をしたりする場所でもあると考えていますし、
今後もそういう場であり続けたいと思います。



妹が東京に行く理由

冒頭に、来年4月に妹が東京に行ってしまうという話をしましたが、その理由は、実は甥っ子の児玉隼人がトランペットで日本一になって、その幅を広げる事でもありました↓

妹家族は全員音楽をやっていて、お父さんは既に単身にて東京の音楽関係で仕事をしているし、甥っ子の隼人くんがプロの道に進むためにフィールドを広げたいこともあって、家族全員が東京方面へ行くことを決意したんだと思います。

全ては笑顔のために


開業当初から、妹は「全ては笑顔のために」という想いで、cafeを続けていました。
「一杯の珈琲」
「美味しいスイーツ」
「店内の音楽」
「素敵な空間での会話」
そんな場面で、
笑顔になる瞬間を作りたいんだと思います。
僕も、その想いを引き継いでいきたいと思います。

色んなRHYTHMで

ゴールデンウィークに改装をしていると、
過去の思い出が様々浮き上がってきます。
飲食を提供してたときの床の油汚れも
テーブルや椅子の傷も
色々と磨いていくと、いい感じのアンティーク感が出て、素敵な風合いになりました。
今後、私が携わる事になると、
RHYTHMはまた違った音を奏でるかもしれません。
でも、それがまた良い音色となるようにしていきたいと思いますし、
音楽も何千年も色あせないクラシックもあるので、
そうやって時代の流行り廃りじゃない、
色褪せないRHYTHMを奏でたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。


RHYTHM
北海道釧路市鳥取大通8-7-27(1F)
電話0154-52-5545
営業時間10:30-17:00
定休日 日祝日
Facebook 
https://www.facebook.com/rhythmkushiro/
Instagram 
https://instagram.com/rhythmkushiro?igshid=YmMyMTA2M2Y=

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