東野圭吾

  1. 東野圭吾とは

  2. 秘密とは

  3. その他代表作

  4. おまけ:推理小説を読む効果


東野圭吾とは

大阪府出身。大阪府立大卒。日本電装でエンジニアとして勤めた。昭和60年「放課後」で江戸川乱歩賞をうけ,翌年退職して執筆生活にはいる。その経験を生かして、理科系の専門知識を駆使した異色のミステリーを次々に発表し、若年層を中心に多くの読者を得る。その後、社会派小説やスポーツものも執筆。平成11年「秘密」で日本推理作家協会賞。18年「容疑者Xの献身」が6度目の直木賞候補となり同賞を受賞。21年日本推理作家協会理事長。著作はほかに「私が彼を殺した」「流星の絆」「白夜行」など。映像化された作品も数多い。


秘密

■本→映画→ドラマ

①東野圭吾の長編ミステリー。1998年刊行。第52回日本推理作家協会賞受賞。
②1999年公開の日本映画。①を原作とする。監督:滝田洋二郎、脚本:斉藤ひろし。出演:広末涼子、小林薫、石田ゆり子、金子賢、伊藤英明、篠原ともえ、岸本加世子ほか。
③①を原作とする日本のテレビドラマ。放映はテレビ朝日系列(2010年10月〜12月)。全9回。脚本:吉田紀子。音楽:溝口肇。出演:志田未来、佐々木蔵之介ほか。ミステリー。
④リュック・ベッソン制作、ヴァンサン・ペレーズ監督、デイヴィッド・ドゥカヴニー主演によるリメイク作『秘密 THE SECRET』(原題:Si j'étais toi、The Secret)が2007年にアメリカ・フランスにて公開された。日本は未公開。


■あらすじ・魅力

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。その後、直子が二度目の青春を謳歌しながら成長していく様や事故に至ったバスの運転手の秘密など、数々のストーリが絡み合い、切ない結末を迎える。

この「秘密」という小説は、題名の真の意味を読み解くところに醍醐味があります。最後に「秘密」の真の意味が明らかになり、その結末に達する平介と直子の心情を考えると、涙を抑えることができません。


その他代表作

第1位 容疑者Xの献身 文藝春秋 著者:東野圭吾 ...
第2位 白夜行 集英社 著者:東野圭吾 ...
第3位 手紙 文藝春秋 著者:東野圭吾 ...
第4位 秘密 文藝春秋 著者:東野圭吾 ...
第5位 流星の絆 講談社 著者:東野圭吾 ...
第6位 ナミヤ雑貨店の奇蹟 ...
第7位 マスカレード・ホテル ...
第8位 新参者

https://sakidori.co/article/1025591


■白夜行

あまりにも残酷な運命を与えられた少年と少女の物語。 幼い頃、初恋の少女を助けるために父を殺した少年と、少年をかばうために母を手にかけた少女が、その後時効となる14年間、手に手を取って生きていく。 人生のすべてを捧げ続けた少年と、すべてを懸けて応え続けた少女。


■手紙

弟と2人暮らしをしている武島剛志。彼は弟の大学進学のための金欲しさに空き巣に入り、思いがけず強盗殺人を犯してしまい、弟である武島直貴は、突然ひとりぼっちになってしまう。

直貴は被害者の家を訪れて謝罪しようとしますが、遺族の姿を見ただけで逃げ出してしまいます。そして彼には、常に兄の存在が付いて回るようになるのです。進学・就職・恋愛・結婚と幸せをつかもうとするたびに、犯罪者である兄を恥じ、強盗殺人犯の弟というレッテルに苦しむことになります。

そんな状況のなか、彼を理解してくれる女性・由美子と出会い、彼は結婚します。ようやく幸せをつかんだかのように見えましたが、娘の実紀が仲間外れにされてしまいます。そこで彼は、自分はなぜ生きているのかを考えてしまうようになるのでした。

そして兄との縁を切るために、獄中にいる剛志に対して手紙を書くのです。


■流星の絆

惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。「兄貴、妹は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」14年後―彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。単なる復讐計画では終わらず、読者の予想をさらに超えてくる感動を与えてくれる作品です。


推理小説を読む効果

■脳に与える影響

医学博士の川島隆太教授によると、読書は左右の前頭前野をはじめ脳の様々な部分を活性化させるので、学習効果が高まることがわかっています。

脳の前頭前野は人間の意欲や意思決定、さらに創造性にも深く関わっているとされているので、読書は集中力や創造力を高めるのにも効果的です。

また、一般的に脳の退化は30歳くらいから始まると言われています。よって、日々脳に刺激を与え、活性化する必要があります。

脳を活性化させるには小説を読むことが効果的です。特にミステリー小説は「推理する」ということが大脳の活性化につながります。
繊細な描写が脳にイメージを作り出し、豊富な表現が脳の言語を処理する部位を活性化させる。そして小説の世界に自分がいるかのような錯覚が、脳に新たな経験をしたかのように刺激を与えてくれるのです。


■ストレス解消

イギリスのサセックス大学が行った研究では、6分間の読書で68%のストレス解消効果があるという結果が出ています。さらに読書は、音楽鑑賞やコーヒーを飲むといった他のストレス解消法よりも効果があるという結果も出ているのです。

読書の時間は30分以上が望ましいですが、6分間程度でも十分効果があります。







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