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日本のいじめと海外のいじめを比較する

こんにちは。議論メシ編集部部長です。
 現在、「ダメな貴方でも死なない学校を生き抜く術-「社会的処方」と「家族」の関わり方とは何か- 」という本を今回はいじめを防ぐ為の事業をされている株式会社マモル 代表取締役 隈有子さん、Izumi Koさんと執筆しました。

 良かったらご一読ください。

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人を過度に信じないように
愛さないように期待しないように
かと言って角が立たないように
気取らぬように目立たぬように

軽いジョークやリップサービスも忘れぬように
どんな時も笑って愛嬌振りまくように

【引用】syudou「ビターチョコデコレーション」

 日本のいじめの背景には、「異質排除」の心理が多分に働いており(桂田, 1998)、その異質排除の心理は日本の社会風土と密接に関係している(深谷, 1995; 河合,1997)。

日本のいじめと海外のいじめの比較

 よく「日本のいじめと海外のいじめって違うの?」「日本のいじめの特徴はなに?」と聞かれます。もちろん海外の学校にもいじめはあります。

森田洋司先生によると
【いじめの発生場所】
日本…圧倒的に「教室」が多い
欧米…圧倒的に「校庭」が多い

【いじめる子ども】
日本…同じクラスの同級生が圧倒的
欧米…異年齢の子どもが圧倒的

【出所】 森田洋司ほか (1999) 「日本のいじめ」予防・対応に生かすデータ集 金子書房 

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