【複業のコツ4】周囲の方の困っていることにアンテナを張る
『複業力大全-考え方編-』
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【著者】吉田彩・議論メシ編集部
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複業のコツはとにかく「周囲の方の困っていることにアンテナを張る」だと思います。
Facebookで愚痴っている方
結構様々な方のFacebookの投稿を拝見すると、愚痴っている方もいらっしゃいます。
「投稿でこう仰っていますが、私はこういうことが出来ますがいかがでしょうか。」なんて意外とDMしてみると良いと思います。
新規サービスが成長する過程のイメージ
『リーンスタートアップ』によれば以下の図のようにサービスが成長する過程を大きく3つに分けて考えます。
【出所】エリック・リース (著), 伊藤 穣一(MITメディアラボ所長) (解説), 井口 耕二 (翻訳)(2012).『リーンスタートアップ』日経BP
解決すべき課題と、自分が用意できる解決策が合致しているのか?
このうち、「プロブレムソリューションフィット(PSF)」という考え方は特に重要で、「解決すべき課題と、自分が用意できる解決策が合致しているのか?」という点を検証します。
「こういうサービスがあったらいいな」という声に基づいて複業を設計したとしても、いざ始めてみるとちっとも売れないということはよくあります。DaaS(Discussion as a service)も最初は何も起こらなかったという感じです。
そのプロダクトのニーズが「本当に必要なのか」
これはそのニーズが「かゆい」ほどのものでしかなく「痛い」ほど切実に解決が望まれるものではなかった、という見誤りです。必要性が高いニーズであれば、すぐにお声がかかるはずですから。
この「かゆみか、痛みか」を見極めながら、〝複業試作版〟を仕立てていきましょう。
確実なのは、半径5メートルくらいの身近な人のニーズを聞き、解決することからのスタートです。
最後に、この〝複業試作版〟をどんどん回してブラッシュアップしていきましょう。
無料回から「いくらで売るのが適当か」検証しよう
ニーズの熱量を探りながら、「いくらで売るのが適当か」と値付けも検証していきましょう。DaaS(Discussion as a service)は無料回を5回ほど行い、『適当な価格がいくらか』アンケートを実施し、大体3,000円が回答として多かったので、1回3,000円からのスタートでした。
MVP(Minimum Viable Prodouct)を創る
先に紹介した『リーン・スタートアップ』の中に、MVP(Minimum Viable Prodouct)という概念が出てきます。
複業だからこそ、時間とお金をかけすぎずに、まずは最小限で世に出せる「MVP」をつくり、実際に顧客に使ってもらうことを優先しましょう。
お客様の声を「発信」する
自分の友人や同僚に使ってみて頂いたり、Facebook やTwitter、note などで発信してみることも、MVPの一つです。
ちなみにDaaS(Discussion as a service)ではサービスを体験して頂いた後に、お客様にFacebookで感想をHPをシェア付きで投稿して頂いてます。
【DaaS(Discussion as a service)のHP】https://www.daasdiscussion.com/
「MVP」で重要なのは、Build-Measure-Learn(構築→計測→学習)
「MVP」で重要なのは、Build-Measure-Learn(構築→計測→学習)のループを回転させ続けることです。
顧客の課題を解決するようなソリューションになっているか?をアンケートを通じて客観的に測ります。
アンケートはGoogle formが一番良いと思います。
まとめ 「複業試作品」を高速で学習し、実行ながら完成させよう
こうして、つくる(Build)→はかる(Measure)→まなぶ(Learn)のループを回し続けることで、「試作品」だった複業が、どんどん「完成品」に近づいていきます。
【参考】西村創一朗(2019).『半径5メートル以内の人の課題を解決することからスタートしよう
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