『歌ってみた』の原点は『オペラ』である
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世界で歌うのが一番難しい曲は「夜の女王のアリア」
https://www.youtube.com/watch?v=YuBeBjqKSGQ
『夜の女王のアリア』(よるのじょおうのアリア)は、エマヌエル・シカネーダーの台本、モーツァルト作曲のオペラ『魔笛』の中で、「夜の女王」(ソプラノ)によって歌われる2曲のアリアです。
《復讐の炎は地獄のように我が心に燃え》
「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」(Der Hölle Rache kocht in meinem Herzen)は、夜の女王が娘のパミーナにザラストロを殺すように迫る第2幕の場面で歌われる、『魔笛』でもっとも有名なアリアです。
ザラストロへの激しい復讐の思いが、超絶技巧を要するコロラトゥーラで歌われます。
コロラトゥーラとは
コロラトゥーラ(イタリア語: coloratura)は、クラシック音楽の歌曲やオペラにおいて、旋律に細かく速い音符の連なりを用いて装飾を施し、まるで声を転がすように歌う技法です。
日本人でも数少ない「夜の女王のアリア」が歌える「田中彩子」さん
https://www.youtube.com/watch?v=7MyUqiv2ATU
18歳で単身ウィーンに留学し声楽を学ぶ
田中さんは3歳からピアノを始め、18歳で単身ウィーンに留学し声楽を学びます。
22歳でスイスのベルン市立劇場において、モーツァルト『フィガロの結婚』のソリスト・デビューを飾りました。
同劇場日本人初、且つ最年少での歌劇場デビューで大きな話題を集め、6ヶ月というロングラン公演を代役なしでやり遂げます。
翌年、国際ベルヴェデーレオペラ・オペレッタコンクールではオーストリア代表として本選出場を果たします。
ウィーン・フォルクスオーパーとオッフェンバック『ホフマン物語』のオランピア役のカバーを務めた事を皮切りに、オーストリア政府公認スポンサーの『魔笛』公演では、夜の女王役として2012年から3年に渡って出演しました。
Newsweek日本版の『世界が尊敬する日本人100人』に選出され、2022年は13回もコンサートを行っている
その後、コンサート・ソリストとしてヨーロッパ、南米各地のオーケストラ公演に出演している。2015年からは日本国内でも全国ツアーを開催。
2018年アルゼンチン最優秀初演賞受賞。
2019年Newsweek日本版の『世界が尊敬する日本人100人』に選出され、2022年は13回もコンサートを行っています。
春の声 (ヨハン・シュトラウス二世)も華麗
春の声 (ヨハン・シュトラウス二世)もまさに「華麗」さを纏えて歌っております。
https://www.youtube.com/watch?v=KAZhWn_FTMM
まとめ 『歌ってみた』の原点は『オペラ』である
今はボカロ曲やJPOPを「歌ってみた」ものがありますが、『歌ってみた』の原点は『オペラ』であります。
たまにはそんなオペラを楽しんでみてはいかがでしょうか。