睡眠障害で休職中の33歳男性
【「精神疾患15種」という本を出版致しました! よろしければどうぞ!】
睡眠障害は、睡眠に関連する多種多様な疾患の総称です。
大きく3種類に分けられ、「不眠症」、「過眠症」、「睡眠時随伴症」といいます。
この中で最も多いものは不眠症。不眠症は睡眠の量もしくは質が低下しており自覚的にも悩んでいる状態です。
主な症状は以下の通り。
不眠症:睡眠の質・量が足りず支障が出ている
過眠症:日中に過剰な眠気がおきる
睡眠随伴症:睡眠中におきる寝ぼけ(夜尿、歯ぎしりなど)
【出所】【概要・症状がわかる】精神疾患(精神病)一覧(15種類)をまとめて紹介
http://www.hakuyukai.or.jp/?p=1993
初めまして、下田と申します。
広島県福山市在住の33歳です。26歳の時に過眠症の診断を受けましたが、2年前に更にうつと不眠を発症し、現在は休職して療養中です。
今も眠れぬ深夜3時に、ベッドの中でこの記事を打ち込んでいます。
「睡眠障害」は「怪物」
私にとって睡眠は常に、何歳になってもコントロールできない、一種の怪物のような存在でした。
今でこそうつに伴う不眠に悩まされていますが、そもそも私は、物心ついた頃から「よく寝る子」でした。
それはもうところ構わず、いつでも寝落ちしてしまうのです。乗り物での 移動中や授業の間はもちろん、大事な式典、友人と遊んでいる最中までも。 成長すれば治まるかと漠然と期待していた居眠り癖は、結局成人して、社会人になっても治ることはありませんでした。
1日の総睡眠時間が11時間を超える場合に病的過眠ありと診断出来る
新しい睡眠障害国際分類では、特発性過眠症の特徴にあわせ、MSLTでの眠りこみやすさだけではなく、1日の総睡眠時間が11時間を超える場合に病的過眠ありと診断出来ることになりました。
【出所】過眠症の杜『特発性過眠症』
業務に差し障るレベルで寝落ちする
業務に差し障るレベルで寝落ちする私を見かねた同僚の勧めで、睡眠外来を受診したのが26歳の時。
対症療法とはいえ、幸運にも体質に合う薬があり日中の眠気を人並みにしのげるようになったのもつかの間。数年後には不眠を伴ううつを発症して、今度はどうしたら健康的に眠れるのかと四苦八苦する日々。
結局私は何歳になっても、睡眠に振り回されっぱなしです。
過眠症は、遺伝やストレスなどの環境要因が関わっている
過眠症は、遺伝やストレスなどの環境要因が関わっていると言われています。
強いストレスや好ましくない環境は、自律神経を乱す原因となります。
ストレスや不規則な生活、環境の変化で緊張状態が続くと、交感神経優位の状態が続き、様々な体の不調を招きます。
【出所】自律神経失調症の情報サイト「過眠症と自律神経との関係」