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【エッセイ】ステルス自己紹介にソワソワする

創作活動を取り巻く環境を活性させたい。と望むときに自己紹介をすることによって自身に興味を持ってもらうことの重要性は理解している。
そして自己紹介と表題につけた。
その矢先なのだが、私は自分を紹介するのが苦手だ。なので結論から述べると明快な自己紹介はできない。
自己紹介が苦手なんです、と自己紹介をするパラドックスをいきなり発動させてしまったが、理由はいくつかあって一番大きい理由は自分を紹介する『自信』がないのだ。
自分のことなのに"私は○○です!"と断言する自信が持てない。常に語尾に「知らんけど」が尾を引く。
いい歳こいて未だに自分自身のことを理解出来ていない事実に結構なコンプレックスを抱いているものだがら、
その事実と直面する『自己紹介』というタスクからは可能な限り逃げてきた。
そんな感じでフワフワ生きてきたものだから、各種経歴も胸を張れるようなものはなく、
ザ・プラン9 ヤナギブソンのギャグをお借りすると『誰が興味あんねん!』と自己紹介にブレーキを踏む。
性別、年齢、血液型、星座など即答出来る類の項目もこの際、明かさない。
デビュー当時の岡本真夜ばりに横顔シルエット姿の作者像の方が作品の邪魔をしないような気が今はしている。
だからと言って秘密主義ではなく、極度の照れ屋なだけなので醸し出す情報で想像は容易いと思う。
「知らんけど」や、ヤナギブソンを持ち出したことで比較的大阪寄りの関西人であることや
デビュー当時の岡本真夜を知っているあたりで、おおよその年代もお察しがつくかと思う。
昨日出来なかったことが今日急に出来るようになるのが人生であれば、
今すぐにでも出来ることが、なかなか出来ないのも人生である。
創作活動を通じ少しずつ自分に自信をつけ、近いうちに胸をはって自分を断言していきたい。
知らんけど。ではない。

余談ですが、そんな私でも現在断言できる数少ないひとつ『この一口が一番美味しい~棒アイス編~』は
食べ進めていった終盤、下の角を食べる時。です。


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