最初に話題にするとよい雑談は何だろうか？

こんにちは。

人財育成コンサルタントの吉田幸弘です。

商談の前の雑談、何を話したらいいの
だろうかと悩む方もいらっしゃるかも
しれません。

かつて私も悩んでおり、雑学博士にな
ろうと、色々な雑学本を読みました。

しかし、その雑学、いわゆるうんちく
をこれ見よがしに話してもしらけるだ
けでした。

最近も編集後記にたまに書いてますが、
「今日は何の日？」をネタにしても全
く無反応でした。

今考えると当たり前です。

雑談は単に「いかに話をするか」では
なく、「相手の心理的バリアを取り除
く」「相手を知る」ためのものです。

前置き長くなってしまいました。

最初に話題にするといいテーマは「天
気」についてです。

こんな知っていることを今さらと思っ
た方もいらっしゃるかもしれません。

しかもここまで引っ張って。。。。

もう少しだけお付き合いください。

なぜ、「天気」の話題をテーマにする
といいのか？

「天気」は誰しも気になるものであり、
答えやすいというのがあります。

雨の予報なら傘を持たなくてはいけな
いし、気温によって服装も考えます。

しかし、もっと大切な理由があります。

それは、相手が商談の前に雑談をした
いタイプかどうかを見抜くためなので
す。

雑談に対する大切な考え方があります。

1．雑談を商談の前にしたくない人が一
定数いる

2．雑談は商談の前ではなく終わった後
にしたいという人もいる

商談の目的をさっさと達成したい人で
す。

時間を気にする方もそうでしょう。

席に着いたら、すぐに商談に入りたい。

よって天気の話をして、いい反応が返
ってこなかったら、もうすぐ商談に入
って構いません。

天気以外にも、この人が雑談をしたい
タイプか否かを見抜きたいときにする
といいテーマがあります。

相手が経営者の場合、その場に見える
ものをテーマにするといいでしょう。

・表彰状がたくさんありますね

・歴史の本がたくさん並んでいますね

・座りごこちのいいイスですね

・赤い家具が多いですね。（事前に相
手の会社の情報を勉強しているなら、
「御社のコーポレートカラーが赤だか
らですか？」と聞くと勉強熱心に思わ
れる）

大切なのは、変に称賛するのではなく、
「見たまま」を言うことです、

称賛は言葉によっては「迎合」ととら
れる可能性もあるので注意が必要です。

他にも相手が自分と同じ出身地なら、
「失礼ですが、SNSを拝見いたしまし
た。社長、岡山のご出身なのですね。
実は私もなんです」と言うのもいい
でしょう。

このような情報は名刺交換した直後
こそ、相手との距離が縮まります。

その他では交通機関。

例えば、渋谷駅と原宿駅の両方から
アクセスできる場合、「今日は原宿
駅から来たのですが、御社は渋谷駅
とどちらが近いですか？」などと質
問するのもいいでしょう。

大切なポイントとしては「相手が答
えやすい質問」です。

ここでは、何も高いレベルの話をす
る必要はありません。

相手が商談の前に雑談しやすいタイ
プかを見抜けばいいだけです。

そのうえで、相手が乗ってこなかっ
たら、すぐに商談に入ればいいだけ
です。