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一流のリーダーはプレイヤーの仕事をやり続ける

今日のタイトルを見て、「あれっ、吉田
は書籍や講演などで部下に任せろと言っ
ている割には、違うことを言ってないか」
と思った方もいらっしゃるかもしれませ
ん。


でもタイトルの通りです。


実際、約1年半前に「部下に9割任せる!」
というタイトルの本を上梓しました。


その名の通り、「9割任せる!」のです。


任せるのは9割にして、1割はプレイヤー
としての現場の仕事を残しておくのです。


特にテレワークが広まる中、これは意識
しておきたいことです。


部下が現場の仕事をするうえで、どのく
らい時間がかかるのか、何に困っている
のか、何につまずくのかを把握する意味
で、プレイヤーの仕事をする時間を作っ
ておくのです。


テレワークをしていくうえでの不都合な
点も同時に把握できます。


目安では自分の業務時間の10%がいいで
しょう。


テレワークやオンライン営業など、大き
く変化がある場合には20%ぐらいになっ
ても構わないでしょう。


大切なのは1つの業務、例えば営業マネジ
ャーなら、実際にお客様を担当します。


お客様を持つことで、テレワークに変わ
ったうえでの一連の流れを把握すること
ができます。


不都合な点に気づけば、その都度業務に
反映していけばいいのです。


なお大切なのは業務の一部だけ、いわゆ
る作業(資料作成のみ)を手伝うといっ
た状態にしないことです。


例えば、オンライン営業ならば、一連の
業務が俯瞰的にわかるように、実際にお
客様を1件担当することです。


その他、テレワークに変わって新しく必
要になった業務、あるいは、ある部下を
重点的に指導したい場合、その部下のや
っていることと同じ業務を1つ担当する
といいでしょう。


大切なのは、部下の目線で仕事をしてお
くことです。


そうすることで、適正な部下指導ができ
るようになります。


もちろん、本業はリーダーですから、プ
レイヤーとしての仕事に振り回されて本
来の仕事ができなくなっては本末転倒で
す。


仮にプレイヤーとしての時間がないとい
う方は、この機会にムダな業務をしてい
ないかを振り返り、削減していくように
しましょう。


★ポイント★


一流のリーダーは現場感覚を忘れない

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