見出し画像

「ひきこもりの再定義」に、トランスフォーメーションパターンを使ってみよう‼(GRゼミ10期 第12回2022年7月26日)

お楽しみさまです。
最近、小学生を対象にしたイベントで、今のお子さんの商品開発の知識に驚いたローズです。

今日は、前回(講師 育て上げネット代表 工藤さん)出された課題「ひきこもりの再定義」を考えるにあたり、トランスメーション・パターンを使って考えてみよう!という講座でした。
講師は、「あべあ」こと、阿部有里さんです。

と、その前に、ゼミ長ユーティーより、事務連絡。(予告)
なんと、9月6日のゼミは、「五体不満足」を書かれた乙武さんをお招きし、開催されるとのこと。
ゼミ長から乙武さんへの依頼は、「障がい者をつくっているのは、社会である」という趣旨。
楽しみ♡
そして、次回は、ゼミの同窓会。
こちらも楽しみです(⋈◍>◡<◍)。✧♡

「トラパタ?!」

さて、ここからが、今日の本題、「ひきこもりの再定義」。
あべあさんより、トランスフォーメーションに対応するためのパターン・ランゲージ(略称トラパタ)を使ったアプローチの仕方を学びました。
トラパタは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が制作、2020年5月に完成。デジタルに閉じない様々なトランスフォーメーションに、組織や個人がどのように取り組めばよいか「考えるヒント」を24の言葉でまとめたもの。
トラパタの構造は、屋根の部分のビジョン(未来妄想力)、柱の部分のストラテジー(ビジョンを実現するための戦略を立てる)、土台の部分のマインド&カルチャー(心理的安全性など)という構造になっていて、前回は、ビジョンの「未来妄想力」「未来への羅針盤」を使って、高校生などになりきってワークをしました。(なんと、この時、ユーティーゼミ長は、市長になりたい高校生の設定でした)

今回のワークでは、一つ目は、トラパタの「顧客も知らない顧客」「データに価値を語らせる」という2つのカードを使い、二つ目は、「社会課題は未来の芽」という、合わせて3つのカードを使いました。

パターン・ランゲージの3つの力として、1.コミュニケーションの語彙(パターン・ランゲージを共通言語として使う)、2.認識のメガネ(フィルター的にパターン・ランゲージを通して物事を見る)、3.(行動)デザインの発想支援(パターン・ランゲージを軸に妄想等、自由に考えていく)があり、今日は、3つ目の「(行動)デザインの発想支援」に動きに近いことをやりました。

本日のワーク1(当事者視点)-チーム関係なく、ごちゃ混ぜワーク。

<ミッション>

一方的に定義をする前に、ひきこもりで苦しんでいる方々がどんな方々か、当事者についてトラパタの視点を借りて考えよう!

<詳細>

「顧客も知らない顧客」「データに価値を語らせる」の2枚のカードを参考に、みんなが知っている事例等をシェアし、必要な要素(思考の欠片)を集めるような気持ちで、「これってひきこもり?」など、当事者をイメージしながら話し合いました。

このワークでは、自分が「ひきこもりだと思っていない、ひきこもりの人」「オンラインで仕事をしている人は?」「仕事が基準なのか」「社会との繋がりを自ら得ようとしているのはひきこもり?」「ネットでの繋がりのある人は?」「インフルエンサーは?」「自立してるかどうかは関係ないのでは?」などの意見がありました。

本日のワーク2-各チーム(カオスのかぼす、オープン・イノペーター、アイのスパイラル)でのワーク。

<ミッション>

「社会課題は未来の芽」というカードを使い、課題解決にあたり、今、各自が担当している事業や業務でできそうなことを考えよう!

<詳細>

「社会課題は、未来の芽」というカードは、日ごろ関係ないと思われる社会課題にこそ、ヒントがあるというもの。気になる社会課題と、自分たちの事業との繋がりや意義を意識して、今後の取り組みを考えていく、自分事に引き寄せて考えて、下記のワークをしました。

① 自分が今、担当している事業や業務に解決したい課題である「引きこもり」を結び付けて何ができそうか、各自考える。(個人ワーク3分)
② それぞれが①で考えた内容を各チーム(カボスのカオス、オープンイノベーター、アイのスパイラル、)内で共有する。(5分)

時間がないため、発表者を決めて、宿題に。

ユーティーゼミ長からの講義

課題から解決策へどうジャンプしていくか。「課題設定する」ことを自覚的になること。 
問いの立て方は、沢山ある。まずは、問いをたくさん作ってみること。
例えば、「自殺」という課題に対して、「若者の自殺率を現象させるには?」「学齢期の自殺を防ぐには?」「AIを自殺対策にどう活用するか?」など、ユーティーゼミ長、自ら、ワークをされたものが画面に映し出され、問いの立て方についての説明を受けました。

その後、各チームで問いを出すワークを実施。
問いは、無尽蔵に作ることができるということを体感するワークでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?