見出し画像

#1 ExcelをAccessに取り込む方法 業務効率化の第一歩

Excelユーザー必見!Accessクエリで業務効率を飛躍的に向上させる方法を、図解入りでわかりやすく解説中。
必ずチェックして、業務を効率化しよう!


普段、Excelの表で関数を駆使して計算したり、PowerQueryでデータを連結したり、ピボットでデータを分析したりと皆さんたくさんの業務をこなしていますよね。

でも、表が大きくなると月次の比較や複数のExcelファイルからデータを結合してレポートを作成するのが、正直ちょっと面倒ですよね。
Accessにデータを取り込んでしまえば、難しく感じる作業も直感的にこなせるようになるんです。

このコンテンツではAccessのクエリ機能に焦点を当て、実際の経験から得た有用な情報を提供します。
クエリ以外のAccessの機能である「フォームの作成」や「レポート機能」、VBAプログラミングなど、難しいトピックはカバーしません。
皆さんの業務効率向上に役立てていただければ嬉しいです。



1.Accessを新規作成してみよう!

まずはAccessをお試ししてみましょう。
Accessの新規作成方法はExcelとは少し異なり、その違いをこの解説で感じてみてくださいね。
・Excelでは作成→名前をつけて保存という手順ですが、
・Accessでは名前をつけて保存→操作を開始
という流れになります。

解説するAccessの利用環境
Microsoft Office Professional Plus 2019
バージョン2310

Accessのアプリケーションをダブルクリックして立ち上げます

アプリを立ち上げます。

「空のデータベース」を選択します


新規ファイルを作成する第一段階は空のデータベースを作ることです。

フォルダアイコンをクリックします(ファイルの保存先指定)


ファイルを保存します。
ファイル名は「Accessクエリ学習」にしてみました


「作成」をクリックします

作成ボタンで新規ファイルが出来上がりです

Accessが立ち上がりました!


Accessを新規作成する時は、
・空のファイルを立ち上げて
・名前をつけて保存

中身空っぽのファイルを作ってからがスタートになります。
Excelとはまたちょっと違う流れですね。

念のため格納先にちゃんとファイルが格納されているかエクスプローラーで確認できました

一度ファイルを作成してしまえば、次回からはファイルをダブルクリックするだけで前回作成のAccessファイルが立ち上がります。


2.Accessを終了する方法

終了方法は他のWindowsアプリケーションと同じです。

右上の×をクリックして閉じる

「ファイル」から「閉じる」を選ぶ方法もありますが、操作が簡単な×閉じをお勧めします。


3.Excel表をAccessに取り込もう

準備が整ったのでさっそくサンプルのExcelファイルをAccessへ取り込みましょう。

とりこみ完成のイメージはこんな感じです↓
Excelファイルと同じだと思いませんか?

取り込み完成イメージ


ファイルの取り込みは「インポート」と呼びます。

Excelサンプルデータをダウンロードして実際に取り込んでみましょう!

◆Excelのバージョン
Microsoft Office Professional Plus 2019
バージョン2310

では早速はじめましょう。

ダウンロードしたExcelサンプルです


サンプルExcelファイルの中身はこんなふうです


Accessの「外部データ」タブを選択


「新しいデータソース」アイコン-「ファイルから」-「Excel」を選択

以前のバージョンをお使いの方は、次のアイコンをクリックしてください

以前のバージョン「access2016以前」はExcelアイコンをクリック
「参照」をクリックしてダウンロードしたExcelの場所を特定します


「サンプル」Excelファイルを選択して「開く」をクリック


OKをクリック


「次へ」クリック

Excelファイル「サンプル」のワークシート「Accessクエリサンプル」が表示されています。


「先頭行をフィールド名として使う」のチェックマークをクリック


「次へ」をクリック


「主キーを設定しない」を選択して、「次へ」をクリック

「主キー」とは、データベースで行の重複を許さないルールのことです(つまり、データをユニークに保つこと)。
データの整合性を保つのに役立ちますが、その分、データの追加や変更に一部制限がかかることがあります。
通常、Excelをインポートして使う場合、製品番号などが重複することが考えられます。
特に理由がなければ、「主キーを設定しない」を選択しても大丈夫です。


「完了」をクリック



「Accessクエリサンプル」がテーブルとして格納されました

格納された表はテーブルと呼びます

Excelファイル名は「サンプル」だったはず。
でもなんでテーブル名が「Accessクエリサンプル」になってるんでしょう?
実は、AccessでインポートするとExcelのワークシート名がテーブル名になるんです。
もう一度Excelファイルを見てみて確認してみましょう。

「Accessクエリサンプル」シート

ファイル名ではなく、ワークシート名がAccess「テーブル」になっています。

4.取り込んだExcel表の中身を見てみよう

テーブル「ACCESSクエリサンプル」をダブルクリック


Excelと同じ表が表示されました!!


次回以降は取り込んだデータをもとに、Excelでは面倒な抽出を実践してみます。
おたのしみに!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?