石原キング

日本国憲法の第1条では、石原さとみが日本国民の象徴であるという条文が謳われているわけですが、その日本国民統合の象徴である石原さとみが遂に結婚をしてしまいました。

本日は結婚相手にひと言だけ言っておきたいことがあるので、それをブログに書かせていただきます。

 
 
 

本題に入る前に、最近 面白いと思った野球漫画の話をさせてください。
 

私は野球が好きなので、野球漫画はよく読むのですが、野球漫画好きが集まると自然と「野球漫画の最高傑作は何か」という話題になります。

自分の場合、その問いに対する回答はずっと三田則房先生の『甲子園へ行こう』でした。しかし、最近それに匹敵するくらい面白い作品だと感じているのが、グランドジャンプで連載中の『ドラフトキング』であります。

この漫画が最高に面白い。

画像1


個人的に野球漫画にはリアリティを求めてしまうので、高校球児が坊主ではない時点で野球漫画として一段格下に見てしまう傾向があったりするのですが、そういうリアリティ路線が好きな人には超絶にお薦めであります。

『ドラフトキング』はプロ野球の球団スカウトをテーマにした漫画になります。球団スカウトマンである主人公の神木が、同僚(先輩)で性格に問題のある敏腕スカウトの郷原に振り回されながら、郷原の凄さを体感していく様子が描かれていきます。

画像11

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

これは1巻の最初のストーリーですが、郷原はドラフトの超目玉である花崎徳丸高校のエース東条よりも何故か2番手の桂木を推すのです。

地区担当スカウトの神木は郷原の意図が全く理解できないのですが、甲子園後のスカウト会議で郷原が誰も着目していなかった桂木の将来性を指摘し、最終的に桂木をドラフトで指名することになります。

画像7

最後には5年後に桂木が球団の看板選手になっている様子が描かれているのですが、それも直接的な描写ではなく間接的にそれとわかるように描かれているのが最高に良いんですよね。

その後の話の中でも、桂木が活躍している様子がわかる描写が挟まれるのですが、桂木が喋るところは一切描かれないあたりがこの漫画の演出力の高さだったりします。

 

『ドラフトキング』は話の構造的に、郷原の考え・思惑が先に提示されて、その意図を主人公の神木と一緒になって考えていくという構造になっているので、スポーツ漫画というよりはミステリー作品に近い話し運びとなっています。

それでいて、スポーツ漫画特有の熱さも持ち合わせており、今一番面白い野球漫画は個人的には『バトルスタディーズ』でも『ダイヤのA』でもなく、もちろん『球詠(たまよみ)』でもなく『ドラフトキング』だと思っています。


画像12

 

 

誰も想像していなかったアマチュア選手の将来性を、たった一人見通すことができる・・・。

実は、そんな郷原のような人物に、私は過去に実際に会ったことがあり、私自身が神木のようにその男の凄さを後から まざまざと思い知らされたことがあるのです。

 

その郷原のような男とは、現在パチンコライターをしているD氏という男になるのですが、D氏は元ハガキ職人で、20年近く前に私とD氏は同じ投稿媒体で競っており、その縁でネットでも盛んに交流をさせてもらっていました。

D氏とはチャットでもよく話をさせてもらっており、当時D氏を含めたハガキ職人仲間とは、好きなミニモニ。メンバーの話 や 一押しのAV女優の話など、わりと固いテーマを論じ合いながら気付いたら朝になるといったことが多くありました。

 

そして、あれは忘れもしない2004年の夏、突然D氏が「ウォーターボーイズ2に出ている石原さとみが可愛い」と言い出したのです。
 

WHY JAPANESE PEOPLE!? WHY!?

 
これはD氏の発言を受けて、そのとき私が思いついた言葉です。

私はすぐにD氏に眼科検診を勧めたことを今でも昨日のことのように覚えております。

当時、我々投稿者は投稿の締め切り直前には、寝ないで一心不乱にハガキにネタを書き殴るという生活を送っており、奇妙奇天烈な発想を常に頭に浮かべながら不規則な生活をしていく中で、私はD氏の視神経に異常が生じてしまったのだと思いました。

 

画像8

だいたい、ウォーターボーイズについては、前作でもヒロインの宮地真緒よりもその友人の香椎由宇の方が美形でしたし、ウォーターボーイズ2でもヒロインの石原さとみよりも鈴木えみ派の方が圧倒的に多かったのであります。

事実、翌年にリリースされるケツメイシの『さくら』のプロモーションビデオに出演した鈴木えみは、曲と合わせて圧倒的な評価を得ていましたし、逆に「石原さとみ=綺麗」という評価が定着したのは、2011年の『ブルドクター』あたりではなかったでしょうか。

2004年の段階では、ウォーターボーイズ2における石原さとみは、『世紀末リーダー伝たけし』のたけしと同列の扱いを受けていたと言っても過言ではないように思います。
 

画像13

 

しかし、そんな世論にD氏は待ったをかけたのであります。

日論戦争開戦直前に、開戦論で溢れ返る日本国内で非戦論を唱えた幸徳秋水のごとく、D氏は世の中の流れとは真っ向から反対の意見を堂々と主張したのであります。

ただし、自身の主張がついぞ受け入れられず、大逆事件で処刑された幸徳秋水のように、D氏の主張も賛同する者は現れず、それどころか「D氏はロリコンだから化粧っけが少ないタイプが好きなんだろう」という謂(いわ)れの無い中傷を受けることになるのです。(加護ちゃんが好きとか言っていたので、実際は謂れは全然ありました)

 
 

しかし、あのとき誰が正しかったのかは、現在では火を見るよりも明らかであります。この話は、いかに私が愚かであったかという独白でもあります。

 
そして、今になって改めて考えると、あのときのD氏は『ドラフトキング』の郷原そのものであったように思うのです。

画像9

 
 
 
あのとき、D氏一人だけが“今”ではなく“完成形(みらい)”を見ていたのです。

 

 

 
 
 
 

D氏が、加護亜依の完成形をどの時点と捉えていたかは定かではありませんが・・・。

画像10

 

 

 

先日、石原さとみ結婚のニュースが日本列島を駆け巡りましたが、結婚相手の男性よりも絶対にD氏の方が先に石原さとみに目を付けていたはずです。

結婚相手の男性は、菓子帯を持ってパチンコライターのデグチセイキ氏に挨拶に伺うのが筋であると私は思うのであります。

その時、石原さとみは同席させなくていいので、せめてデグチ氏にキスをしてあげてください。きっと、石原さとみと間接キスをしたと大ハシャギすると思うので、それくらいのことはしてあげてもいいように思います。

 

最後になりましたが、石原さとみさん ご結婚おめでとうございます。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?