私のはじまり
先月の末、私は49歳の誕生日を迎えた。
写真は生まれたばかりの私と父。
これから起こる様々な出来事は 知る由もなく、
平和な顔をして生まれてきた。
人はみんな、ターニングポイントがいくつもあって、その度に立ち止まり考え、また動き出す。
私の40代の10年。大波小波。
40歳の始まり、夫の念願だった海外赴任の希望が通り、場所と時期の辞令を待つばかりだった。
このためにマンションを売り、仮住まいを得て、自分の料理の仕事、介護の仕事のクロージングもほぼ終わった。
このタイミングで、私の脳出血。
たまたま出張と出張の間で日本にいた夫に電話をかけて、帰宅してもらい救急車を呼び、
一命を取り留める。
ちょうど40歳10ヶ月の頃。
この日から今まで、
一歩進んでは二歩下がり、立ち止まってまた一歩下がる。
たまに一歩進んで、また二歩も三歩も下がる。こんな繰り返し。
そして、『適応障害』の診断を受けて、もう3年以上の時が経つ。
そんな私も、40代最後の一年、心豊かな50代を過ごすための準備の一年になるのだ。
心を込めて大切に過ごしたい。