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毒親育ちはまず「幸せ」に慣れるところから始めよう



このnoteは、毒親育ちの明日に希望を届けるためのnoteです。




今回は、
毒親育ちはまず「幸せ」に慣れるところから、
というテーマで書きたいと思います。



私は、自分の人生を取り戻す上で、
「幸せ」を一つのキーワードにしていますが、
「幸せになる」ということは、
実は結構難しいことだったりします。



なぜなら、そもそも「幸せ」を知らなければ、
「幸せになる」ということはできないからです。



毒親育ち、機能不全家族で育つと、
親がいつも愚痴や人生に対する不平不満ばかり言っている、
それを時に自分のせいにされてきた、
という人もたくさんいるかと思います。



そのような環境で育つと、
あぁ人生は、大変なものなんだ、
つまらないんだ、
辛いものなんだ、
不幸なんだ、
と簡単に子どもは思い込んでしまいます。


また、外の世界で、
「幸せ」を感じるきっかけになるような出来事と出会っても、
機能不全家族では、
自分だけ幸せになることは許されませんから、
「幸せ」という気持ちを封じてしまう。
それを繰り返しているうちに、
「幸せ」って何だったっけ?という状態になることが多いです。



そのような背景から、
毒親育ちが、「幸せになる」ということは、
結構難しいことだったりします。



どうしたら「幸せになる」ことができるのか、
私はこれまでかなり悩んできたので、
それについて取り上げたいと思った次第です。



1 まずは心身の安全を確保!


幸せになるために不可欠なことは、
まず自分が心身ともに安全な環境に身を置くことだと思っています。


自分を絶えず、傷つけたり貶めてくる親と距離をおくこともしかり、
ブラック企業からまっとうな企業に転職することもしかり、
心身が危険にさらされるような環境から、
まず身を遠ざけること。


これは最低限、幸せになるために不可欠だと思っています。


なぜなら、心身が危険にさらされていると、
「幸せ」などという感情はまず起こらず、
心身の安全を守ることだけに気を取られる生活になるからです。


だから、幸せになりたいと思ったら、
まずは心身の安全を確保することが重要だと思います。
自分だけの力で難しい場合は、
他者に頼って、一生懸命、安全なところまで逃げましょう。



2 「幸せ」を実感するトレーニングをする


心身の安全を確保できたら、次のステップですが、

私は、「幸せになる」という言葉自体を見直す必要があると思っています。


「幸せ」はそこにある、
それをいかに見つけ、
見つけた「幸せ」を感じて、
自分の心と体に落とし込めるか、
ということが重要だと思っています。


「幸せ」を自分以外のところに見つけようとすると、
その理想の「幸せ像」と現状のギャップに苦しみ、
最終的には、
他者を責めたくなったり、
社会に不平不満をこぼしたくなったりします。


そして、他者や社会のせいにしているうちに、
自分で人生を変えていくという意識が低くなり、
他罰的・依存的な心になって、
どんどん幸せから遠ざかってしまいます。


まずは、今ある「幸せ」に目を向けると、
状況が変わってきます。


たとえば、
毒親育ちだと、
愛情深い親が欲しかった…
楽しく温かな子ども時代が欲しかった…となりますが、


今ある幸せに目を向けると、
自分の人生にも別の側面が見えてくるはずです。



・家族がいる
・楽しい仕事がある
・生活できるだけの(親に頼らなくてよいだけの)お金がある
・健康である
・ずっと行ってみたかった場所に旅行ができた
・ずっとほしかった物が買えた
・食べたいと思っていた物が食べられた



どんなことでもいいと思って探せば、
何かしら、見つかるはずです。
まずは、その「幸せ」に着目し、
感謝の気持ちを持てると、
良いと思います。
その「幸せ」があることそのものもそうですし、
社会や手助けしてくれた他者、
努力してきた自分、
そういうものすべてに、感謝の気持ちをもちます。


そうすると、「幸せ」を実感できるようになっていきます。
毒親育ちは、特に「幸せ」には慣れていませんから、
まずは「幸せ」に慣れることが重要だと思います。


なんとなく自分が幸せになってはいけないんではないか、
といった罪悪感等を持っていることも多いですが、
生きる以上は、幸せを追求するのは当たり前です。
機能不全家族にいると、
人権なんて忘れてしまいますが、
憲法にも、個人の幸福追求権は明記されています。



日々、「幸せ」を実感できるトレーニングを積むことで、
だんだん「幸せ」が当たり前になっていき、
「幸せ」に慣れていきます。
そうすると、
「自分は幸せになってもいい」という許可を
自分に出すことができるようになり、
変な罪悪感などを抱くことが少なくなっていきます。



3 さらなる「幸せ」をつかむために動き出す


だいぶ「幸せ」に慣れて、
「自分は幸せになってもいい」という許可を出せるようになったら、
次は、さらなる「幸せ」をつかみにいきましょう。



このステップにいくと、
自分にとっての「幸せ」の定義も見えてきているはずなので、
さらなる「幸せ」を実現するために必要なことも
見えてきているはずです。



なお、現状がとても「幸せ」なので、
新たなアクションは起こさないでもいい、
という選択も、十分ありうると思います。
ただ、物事を維持するためには、
何もしなくていいということはあまりないので、
その場合も、
今ある「幸せ」を維持するために何ができるか
考えるのが大切なのではないかと思います。



今の自分も十分に「幸せ」
だけど、もっとこうして、もっとああして、
さらなる「幸せ」をつかみたいと動き出す。
そう思って努力していくことは、
自分を愛するとても健全な行動だと思います。



機能不全家族では、
・今のままではお前はダメな奴だから、
もっと努力しろ、
・今は不幸だけど、お前が努力すれば、
家族みんなが幸せになる
といった具合に、
現状を否定した上で、
努力を求められてきました。



これでは、努力にキリがないですし、
いつまでも、不全感をぬぐえません。
しかも、親など、他人の幸せの責任まで負わされるのですから、
負担が大きく、
そのようなスタンスでは、
努力を続けることは至難の業です。



しかし、現状、
たくさんの「幸せ」があることを実感し、
現状をしっかり肯定した上で、
より良くなるためにくなるために努力するというスタンスであれば、
不全感にさいなまれるということはありません。



努力している時、
より良い幸せをつかむために
自分を育てているという感覚になり、
自分に対する愛情をも実感できるようになります。



そして、温かい気持ちで努力をし、
小さくても何らかの成果を出すことができると、
次も頑張ってみようとか、
次もチャレンジしてみようという風に、
さらなる「幸せ」をつかむためのアクションも、
自然と起こしやすくなっていきます。


そうなれば、
「幸せ」をどんどん手にすることができるようになると思います。




以上、どうしたら「幸せになる」ことができるのかというテーマについてでした。
毒親育ちはまず「幸せ」に慣れることが必要というのが、
今回のメッセージです。



今回もお読みいただき、ありがとうございました。


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