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クライシスコミュニケーションと行動経済

報道会見から紐解く

アンジャッシュの渡部氏が昨日、
不倫騒動の謝罪会見を開きました。

かなり事前の評判が悪かった中で、
今回はさすがに…
敵が多いかと思いましたが、
謝罪会見は彼にとって、
大きな意味
があったと思います。

クライシスコミュニケーション

渡部氏の謝罪会見は、
クライシスコミュニケーション的には、
「遅すぎた会見でも正解だった」
と言われるのです。

それが会見における記者たちの、
意地悪質問に答えていた姿であるのです。
クライシスコミュニケーションとは、
危機管理広報の事
です。

危機管理対応(広報)

クライシスコミュニケーションを調べると、
緊急事態が発生した際、
企業(会社)や組織が取る、
「危機管理対応」の一つ
です。

対外的コミュニケーションを指していますので、
「消費者」や「株主」などの利害関係者や、
重要なステークホルダーへ向けて、
メディアを対象とした、
コミュニケーションの事
です。

緊急時ガイドライン

企業においての緊急時ガイドラインも、
どのような措置を取ればいいのか?においての、
クライシスコミュニケーションは重要です。

誰が(スポークスパーソン)、
いつ(どのタイミングで)、
何を(どの情報で)、
どこから(どのチャネルを使って)発信
するか?

リスクを抑えダメージをいち早く修復

企業経営は常にリスクとの闘いです。
緊急時のリスクは、
最小限に抑えなければなりません。

企業内の組織が連携する事で、
様々なタスクを迅速に実行する事が求められます。
その為のテクノロジー技術は導入するべきでしょう。

クライシスコミュニケーションのゴールは、
いかにリスクを最小限に抑えて、
会社や企業が受けたダメージの修復を、
いち早く実行
する事なのです。

逆効果に注意

企業側の緊急時、
マスコミ等の取材拒否は、
大きなマイナス
と変わります。

例えば…
ウソや隠し事があった場合、
真実が明らかになった時のダメージは、
それ以上に大きい
のです。

情報秘匿は不可能な時代

現代社会のインフラ等を考えると…
「内部告発」を含めた情報流出は、
日常茶飯事なのです。

 「情報の秘匿は不可能」という事を、
大前提で対処していく必要性があるのです。

全てにおいて「情報をオープンにする」ことを前提とし、
「不明な点」や「言えない事実」について、
その姿勢を明確にすること
が必要なのです。

災い転じて

企業の危機管理一つで、
企業の真価が問われる時代
です。
メディアは使い方なのです。

目先の利益を追う事で、
企業にとって好ましくない事実を隠蔽することは、
更なるクライシスの火種を広げます。

「事実は事実」として受け止める事!
一時的なダメージは大きいですが、
全て真摯に対応して、
責任ある対策の実行に重きを置くことで、
大局的に企業の信用や利益の確保に繋げるのです。

クライシスコミュニケーションと行動経済まとめ

インターネットによる情報化の波を使って、
YOUTUBE等の動画インフラが広がっています。

これによって企業のリスクは、
何倍も多くなっている
のです。

クライシスコミュニケーションは、
企業戦略の一つです。
コロナ禍によって、
更に加速
しだしています。

今の時代は「真摯に対応する」事が、
一般市民の心情に訴えかける事が出来るので、
結果的に企業や個人の信頼回復に向け、
素早く大きな第一歩となるのです。

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