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サンクコストバイアスと行動経済について

分かっていても…なかなかやめられない

こんな経験をした方はいらっしゃらないでしょうか?
含み損を抱えている投資話を続けてしまう…
一緒にいて苦しくなる人間関係なのに何となく続けてしまう…
課金してしまったオンラインゲームがなかなかやめられない…
人生は頭で分かっていても…
合理的な判断を下すのは難しいと言われている事は、
多々あるモノです。
やめたくてもなかなかやめられない…
そんな方はずるずると関係を続けてしまってしまいがちです。
結果的に振り返ってみると…
新しい機会を得るチャンスを失ってしまい、
有限である時間や資源を無駄づかいしてしまう事も、
沢山ありますよね。

サンクコストバイアスについて

そういう時に限って、
自分に都合の良い言い訳をしてしまいがちです。
もったいなくてやめられなくなる事があります。
それを「サンクコストバイアス」と言います。
ビジネスの何かに手を出したり、
投資的なモノを買ったり、
人間関係が出来た時があります。
そんな時にお金や時間を既に使ってしまい、
回収不可能な為に後には引けなくなり…
合理的な判断が難しくなる人間の認知的な傾向のことです。
これからは「心の時代」と言いますが、
このサンクコストバイアスに打ち克つことで、
これから本当に必要な事と、
自分自身が向き合えるようになる!とも言われています。
このサンクコストバイアスを乗り越える為にも、
行動経済が有効であるのです。

損切の必要性

リスクにはリターンがあります。
ロス(損失)はロスでしかありません。
しかし…このロスの考え方が重要なのです。
投資をしている方は、
利益を得る為にやっているので、
損切が出来なければ大きなしっぺ返しが必ずやって来ます。
以前も例えで話しましたが…
1,000円の株価がマイナス50%下落すると…
500円となります。
しかし500円になった株価がプラス50%になっても、
750円にしかならないのです。
マイナス50%から元の株価に戻るためには…
2倍にならなければならないのです。

コロナ禍に必要な考え方

私は仕事のやり方よりも、
心の在り方が重要であると考えています。
ここをこうすれば効率的である!とか、
こうなれば収益化が最大化である!とか…
重要ではありますが、
私たちの優先ではありません。
社会にとって本当に必要な事業であるか?
地球にとって本当に有効な事業であるのか?
人から本当に感謝される事業であるのか?
今一度、原理原則に則って考える必要性があると気付きました。

弱い自分に勝つためには

お金や時間を既に使ったとしても!
「損切り」出来る勇気と覚悟を決めるには、
心の戦いに勝利したり、
合理的な決断が必要です。
サンクコストと言うバイアスとの戦いを、
行動経済を使って改善させていくには、
改善策をルール化しなければいけません。
もちろん…
書くことは簡単で実践は難しいです。
それでもやるしかないのです!
サンクコストバイアスを改善させる為のアンケートも、
今後は様々な形で作って行こうと考えています。

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