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ビットコインと行動経済

仮想通貨

ご存知な方はスルーして頂ければと思いますが、
ビットコインを語る前に、
仮想通貨とは何か?が必要になります。

仮想通貨初心者の方へお伝えしますが、
仮想通貨は暗号資産と呼ばれており、
「電子データのみでやりとりされる通貨」です。
デジタル通貨とも呼ばれています。

法定通貨との違い

国が発行する法定通貨のように、
国家による強制通用力
(金銭債務の弁済手段として用いられる法的効力)
を持たない
ため、
インターネット上での取引などに用いられ、
国境を越えて取引が可能です。

法定通貨と仮想通貨を交換する、
「仮想通貨取引所」
と呼ばれる仮想通貨交換業者が登場した事で、
仮想通貨の保有が急速に広がったと言われています。
90%以上詐欺まがいだと言われていましたね。

ビットコイン

仮想通貨の種類は続々と増えていますが、
代表的なのがビットコインです。
未だ謎ではありますが、
サトシ・ナカモトを名乗る人物によって、
投稿された論文に基づき、
2009年に運用が開始
されています。

そのビットコインが昨日、
2019年7月以来の最高値を記録したのです。
昨日は1ビットコイン1,384,057 円の最高値を記録し、
世界中が湧きました。

ペイパル(PayPal)サービス

ビットコインが上昇した理由は、
ペイパル(PayPal)が暗号通貨を、
購入&販売&保持出来る様になる
と発表したからです。

ペイパルは世界2億5000万人以上のユーザーが利用する、
クレジットカードや、
銀行口座で支払いと受け取りが簡単に出来る、
世界最大のオンライン決済サービスです。

ハーディング効果

こう言ったニュースが駆け巡ると、
煽られて購入する人が増えます。

そうなると…
「みんながやっているから自分もやった方がいいかも」と言う
心理が働きます。
これをハーディング効果と言います。

ハーディング効果は、
「ニュースになっているのだから自分も早く始めないと!」
と言うバイアスが掛かります。
【投機の見逃しや損出しの恐怖に負けトレンドに従う】のです。

ボラティリティー無視

ボラティリティとは、
資産価格の変動の激しさを表すパラメータです。
仮想通貨市場は常に不安定で、
相場などが短期間のうちに激しく上下に動きますので、
乱降下が当たり前です。

上記に書いていますが、
投機の見逃しや損出しの恐怖に負けトレンドに従う事で、
好機を見逃す
のです。
これがバイアスの典型的な例です。

ビットコインと行動経済まとめ

現在1年以上振りに、
ビットコインは値段を最高値を超え上昇しています。
しかし…
だからと言って値段が上がり続ける事は無いのです。

ハーディング効果は、
物事の決断に際して理由付けを省略する方法です。
たまたま当たる事はありますが、
確率はとても低いでしょう。
裏目に出てしまうと…
調査も無しに投資する事となり、
真っ当な根拠や投機の決断を見誤ります。

人間は感情で行動するからこそ、
ハーディング効果の原理原則を知り、
周りの意見に振り回されない
ように、
していかないといけませんね。

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